ドラマ

20センチュリー・ウーマン

母さんは、15歳のボクについて“彼女たち”に相談した

ストーリー:1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染で友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。

出演:アネット・ベニング、グレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、ルーカス・ジェイド・ズマン、ビリー・クラダップ、アリア・ショウカット、ダレル・ブリット=ギブソン、アリソン・エリオット、ワリード・ズエイター

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 他者との理解について

他者(家族、好きな子、嫌いな子、上手くいかない人)との理解について、様々な形がある。ファッション、家具や音楽も素敵。エルちゃん演じるジュリーがお気に入り。

★★★★★ 確かにあったあの頃が今に繋がっている

ひとくくりに二十世紀と言っても、そこに生きていた人々にもいろんな世代があり、いろんな考え方があった。大恐慌時代に生まれたお母さんにとってはパンクロックが不可解なもののように、息子の中身全部は受け入れられない。実は親子だからこそ知らないことって山ほどあるんだけど、それがどうしようもないことだということに気づかされ寂しくなる。でもベタベタした人情に頼ることなく、この世界に共に生きる人々にエールを送っている優しい映画だと思います。
それにしても何で日本版のブルーレイ出さないんだよ・・・・。

★★★★☆ 淡く暖かい物語

思春期に感じる違和感。親が子に感じる距離。それを繊細にかつパワフルに描かれた物語。画も淡く美しく・・・いい。彼らの歩む未来に・・・乾杯。

★★★☆☆ 女性むけの映画かと。

設定や主題は作品説明の欄に書いてあるので、ここでは触れません。55歳の母親の、15歳の息子に対する愛情の難しさを淡々と描いたもの。タイトルの20 century womenを20センチュリーウーマンとしたところが間違いですね。母親ひとりでなく、若い二人も重要な位置づけです。あたりまえだけど、母親世代と、この若い人の世代には大きな隔たりがあります。息子の思春期に戸惑い、下宿人や近所の幼馴染に世話役をお願いする母親が求めるものと、二人が考えるものは当然違います。パーティで「生理」を口にしたり、初体験を赤裸々に語る若い二人、母親とのギャップ。そしてそれに挟まれて戸惑いつつも素直に育つ息子。母親や、周りに対する思いやりが素晴らしく、なんだかんだ言って、いい子に育ってるじゃんって思える映画です。大きな事件が起こるわけでもなく、どこにでもありそうな物語ですが、それぞれにクセの強い登場人物たちが飽きさせません。それぞれの登場人物がそれぞれに共感できる、温かい創りです。

作品の詳細

作品名:20センチュリー・ウーマン
原作名:20th Century Women
監督:マイク・ミルズ
脚本:マイク・ミルズ
公開:アメリカ 2016年12月28日、日本 2017年6月3日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
製作費:700万ドル
興行収入:580万ドル
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