彼にはギターと夢があった
ストーリー:レッド・ストヴォール(クリント・イーストウッド)は大酒飲みのカントリー歌手。ナッシュヴィルの一大イベント、グランド・オール・オプリからオーディションの誘いを受け、ボロ車に古いギターを抱えて旅に出る。甥のホイット(カイル・イーストウッド)とその祖父と共に、タフな詐欺師、情の濃いウェイトレス、お人好しの男たちと、さまざまな人々と交流をしながら、ついにナッシュヴィルにたどり着く。そこでレッドは、オーディションの様子を見ていたレコード会社からスカウトされる・・・。
出演:クリント・イーストウッド、カイル・イーストウッド、ジョン・マッキンタイア、ヴァーナ・ブルーム、マット・クラーク、アレクサ・ケニン、バリー・コービン、マーティ・ロビンス
★★★★★ 『グラン・トリノ』と2本立てで見たい
愛すべき小品です。『グラン・トリノ』の30年近く前から、イーストウッドは血を吐いているんだなあと。ふらふらのイーストウッドの歌えなくなった歌が、若い人に引き継がれて歌われるというシーンがあるのですが、『グラン・トリノ』でもまた、エンドクレジットでイーストウッドがテーマ曲を最初の部分だけ歌って、後は若い人が歌うということをやっていて、おお、一貫しているな、と私は感慨深くなりました。ちなみにどちらの歌もYouTubeで聞くことができます。
★★★★☆ 俺にはギターと夢がある。
砂嵐で畑がだめになった姉の家に飲んだくれて帰ってきたのは,アメリカの田舎町のバーでギター片手にカントリーソングを歌って暮らす主人公レッド。そんな叔父に憧れ、一緒に旅に出る少年ホイット。レッドがナッシュビルで歌のオーデションを受けるため旅立つことになり、同行することになったのだ。このレッドとホイットを演じるのが、クリント・イーストウッドとその実の息子カイル・イーストウッド。このレッドがナッシュビルに至る道々でホイットに教えるのが、冷静に考えると実の親子でよくぞそんなことを教えるなあ・・・というようなことばかり。無免許運転をさせ、鶏泥棒を手伝わせ、それがばれて投獄されるも、牢屋から脱獄させ、娼婦の館で女性を経験させる。自分の金を返還させるためとは言え、保険金詐欺に荷担し、ついに身体を壊すも酒と煙草はやめられない。しかし、農場で縛られて生活していたホイットにとって、このむちゃくちゃな叔父はヒーローだ。イーストウッドが歌うラストのメロディーもなかなか良いです。
作品の詳細
作品名:センチメンタル・アドベンチャー |
原作名:Honkytonk Man |
監督:クリント・イーストウッド |
脚本:クランシー・カーライル |
公開:アメリカ 1982年12月15日、日本 1983年4月26日 |
上映時間:122分 |
制作国:アメリカ |
製作費:200万ドル |
興行収入:440万ドル |
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