ゾンビ映画

サバイバル・オブ・ザ・デッド

全世界待望!ジョージ・A・ロメロ最新作。作品作りへの飽くなき探究心が新たな傑作を生み出した。自ら作り上げたゾンビ映画の定義とルールをアップデートしたセンセーショナルで画期的な問題作であり、新たな「ゾンビ時代」の幕開け!

ストーリー:ある年の10月、突如として死者が蘇り、人々を襲い始めたという衝撃的ニュースが駆け巡った。それから4週間あまりが経ち、世界はまさに地獄と化していた。元州兵のサージも秩序を失い崩壊した軍隊を離れ、強盗を繰り返しながら安全な場所を探し求めていた。そんな自分と世界に嫌気がさしていたサージに信じられない情報が舞い込んで来る。デラウェア沖に“安全な島”があるという。サージたちは疑いつつも、どこにも希望を見出せない今、わずかな望みをかけてその島へ向かうことにする。命からがら島へ辿り着いた彼らを待ち受けていたのは、島民からの襲撃と進化を遂げつつある死者の群れだった・・・。

キャスト:アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュ、キャスリーン・マンロー、リチャード・フィッツパトリック 、デヴォン・ボスティック、ジョリス・ジャースキー、アシーナ・カーカニス、ステファノ・ディ・マテオ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ジョージ・A・ロメロ最高です

これぞロメロのゾンビ映画と思う作品です。そこらへんの「ゾンビ」映画とは明らかに違います。ロメロの作品はただのホラー映画にあらず、時代の世相、批判が織り込まれ、人間関係も描かれている、ただ襲われ死んでいく映画ではない。この作品を購入の方は前作のダイアリー・オブザ・デッドと共に購入することをお勧めします。両方見ていただければ理由は解ると思います。

★★★★★  創造者ならではの掟破り

今一般的にイメージされる「ゾンビ像」を創り出したのがロメロなら、彼にだけ許されるのがゾンビの進化を描く事であろう。タイトルを思い出して欲しい。これはいかに「死者」がこの世界で生き延びていけるか(矛盾した表現ではあるが)を描いた作品である。そして掟破りな事が起きた。次回作があれば、その進化の先にある人間とゾンビの関係をロメロは描くに違いない。非常に楽しみである。生きていた時の習慣を繰り返すというゾンビ、愚かな人間は死んでもなお愚かである(ならばその逆であれば…)、という事を暗示させるラストシーンは詩的で美しい描写も相まって、忘れられない余韻を残す。

★★★★★ 「在り方を、生き方を変えられるのか?」という問いをじっくり噛みしめる

ゾンビ映画界の巨匠の作品ということで、変にぶっ飛んだ展開やオチが行方不明ということもなく、終始実家のような安心感で楽しめた作品。この映画において、ゾンビはシリアスもギャグもこなす名脇役だ。作品を通して描かれているのは「在り方を、生き方を変えられるのか?」というテーマであるように感じる。生者、死者を問わず、その問いは投げかけられる。劇中には生き方を変えることの象徴となり得る人物や在り方に固執する者達、習性に囚われている者が登場する。所謂ゾンビ映画ではあり、ある程度のお約束が盛り込まれてはいるが、人間対ゾンビという対立が話のメインではなく、その段階を超えた先にあるものを描いている。登場人物他の動向を気にしながら鑑賞されるのをオススメしたい。

★★★★☆ ロメロの映画はこういうものだと分かってない人は観ない方が良い

前作のダイアリーはゾンビの数も比較的少なく、山場というものが殆どなかったので微妙に感じる人がいても不思議ではない。しかし今作はロメロ映画の永遠のテーマである「人間の醜さ」を上手く表現出来ていたのではないかと思う。動きが鈍いゾンビや映画のテーマ性が理解出来ないのなら近年主流になってきている動きが速いゾンビ映画をお勧めする。

★★★★☆ 映画として・・・

今までのゾンビ映画、籠城&脱出といったスタイルが多い中。今作品はなかなか良い感じに仕上がっているな、と感じた。生き残りをかけた人間対ゾンビといった構図ではなく、ゾンビに対しての考え方をめぐって、二者の対立があるという点を物語の核としたところが素晴らしい。死んだ後も生前の意思は変わらない、冒頭のこの言葉は、ロメロのひねくれた思想のエンディングに絶妙にマッチしているところがおもしろい。恐怖感を全面に出したゾンビ映画ではなく、良くも悪くも人間くささをメインにした映画となった。食べてばかりのゾンビ映画はキライ、という人向けのゾンビ映画といえると思う。主人公たちの個性が薄かったのがちょっと残念。

★★★☆☆ ストーリーは三作の中で一番かな

今作は前作より見やすいと感じたがランド、ダイアリーと比べるとチープな印象があった。ダイアリーは期待していただけに肩透かしをくらったがなんだかまた見たくなる。サバイバルはちょっときれいにまとまっているがまた見たくなるほどではない。プッシュされている作品がB級だったのを引いた感じがした(決してB級ではないが)そういう意味では一度見れば十分な作品。

作品の詳細

作品名:サバイバル・オブ・ザ・デッド
原作名:Survival of the Dead
監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョージ・A・ロメロ
公開:アメリカ 2010年5月28日、日本 2010年6月12日
上映時間:90分
制作国:アメリカ
製作費:400万ドル
興行収入:38万ドル
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