ゾンビ映画

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

世界の終わりに生き残れるか

ゾンビ映画の金字塔、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から40年。『ゾンビ』『死霊のえじき』『ランド・オブ・ザ・デッド』・・・マスター・オブ・ホラー、ジョージ・A・ロメロ待望のシリーズ最新作!

ストーリー:山の中で卒業制作のホラー映画を撮影していた、ジェイソンら映画学科の大学生たち。そこに、世界各地で死者が蘇っているという、衝撃ニュースが流れてくる。撮影を切り上げ、キャンピングカーでそれぞれの故郷を目指す彼らの前に、蘇った死人が人々を襲う、信じられない光景が現出。ドキュメンタリー監督志望のジェイソンは、全てをカメラに収めようと決意。ニュースが錯綜する中、YouTubeには断片的な衝撃映像が次々にアップされていた。この惨劇を後世に伝えるという使命に燃えるジェイソンだったが、学生たちは一人また一人と犠牲になっていく・・・。

出演:ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、ショーン・ロバーツ、エイミー・ラロンド、ジョー・ディニコル、スコット・ウェントワース、フィリップ・リッチオ、クリス・ヴァイオレット、タチアナ・マスラニー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  快進作

前作『ランド・オブ・ザ・デッド』で話は悪くないのだけど以前のような迫る恐怖が無く監督も歳を取ったなという印象を受けた(その割りにはゴアシーンは強いが)。同じ主観撮影によるゾンビ映画でもスペイン製『[REC]』ではリアリティを追った始終ブレまくりの映像は最後まで多くを観せず撮影者のカメラから覗く視点以外は此方から観る事が出来なかった。 恐怖を煽る効果が舞台の建物や設定自体、自分にとっては視野が狭すぎて物足りなかったが、ロメロの今作では撮影者は時に二人になったりネット映像、携帯電話や防犯カメラと視野が拡がりを見せる情報世界の設定、仲間以外にも逃避途中に出会う人物達が武器を持ってたりもするので比較的安定した映像で彼ら登場人物を追う事が出来るし、録る事を止めようとしない憑かれたカメラマンの使命感、気丈な女主人公、孤独な教授等キャラクターや状況設定も総てバランスを持って良く出来ている。老いて尚クオリティ高いロメロ御大の手腕が今作で冴え、近年更に氾濫したゾンビ映画の中では『28日後…』『ドーン・オブ・ザ・デッド』と並ぶ傑作が誕生したと思う。『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』は次回作を期待させ、前作『ランド・オブ・ザ・デッド』の立ち位置や作品自体も自分の中で見直せるようになって良かった。

★★★★★ マスメディアの必要性と醜悪さを描いたゾンビ作品

ゾンビ映画の基礎にして金字塔を築いたゾンビ神監督・故ジョージ・A・ロメロの「不評」作品。個人的には「何で死んだんだ!? 蘇って撮れよ!!!」と思うぐらいにファンなので、評価にプラス補正がかかっていることは間違いないことを念頭に入れて欲しい。まず重要なのは、ロメロは常に「ゾンビ系」しか撮れない。 なおかつ、そのゾンビ系作品に社会的な批判やメッセージを入れてくる監督だということ。この作品は非常に分かりやすく、主人公の行動が一貫して「マスメディア」に徹していることが分かる。何せ、友人の美女がゾンビに襲われているのに何もしない! それどころか、ガールフレンドがピンチの時ですら、カメラを放さずに、ろくに助けようともしない。 ヒーロー・ヒロインが好まれるアメリカではさぞ不興を買っただろうなと思う。しかし、彼の(人間的には)最低な行動により撮影された画像・動画の「真実」によって助けられる人間は千倍にも万倍にものぼるのだ。 なんと腹が立つ、業の深い仕事だろうか。その有様は、戦争や紛争で村を襲われている住民たちをただただ撮影している記者たちと非常によく重なる。そして、で、あるからこそ彼らはゆがめられた政府情報や、歪んだ主観情報ではなく、客観的な映像を撮らなければならないのだ。でなければ、彼らは単なるゴミでしかない。そういった主張を念頭において見れば、単純な「ただただ胸糞の悪い映画」という評価も少しはマシになるかもしれない。

★★★★☆ 原点回帰

ロメロ監督作品を色々観て参りましたが、やはり本作もロメロ監督らしい、皮肉と風刺に満ちた作品に仕上がっていると思います。ゴアシーンは沢山はありませんが、観せ方がとても上手いと思います。現代のネット社会への風刺もくどすぎず、ロメロ監督らしいアプローチだと思います。昨今のリメイク作品などに比べれば派手さはないですが、安心して見られる作品だと思います。

★★★★☆ ちょっと期待外れデス

前作ランド〜もそうだったけど旧三部作と比べてしまい期待外れになりましたね。でも劇場で観た時よりdvdで観た方が楽しめました。次回作は「ゾンビ」に近い作風らしいのでそちらに期待します!

★★★★☆ 良い

ロメロらしい、いい作品。面白くないと言っている人の多くは、ゾンビ自体を描いて欲しいただのグロ好きか、タンクトップの美女がクリーチャーに襲われて欲しいただのスリラー好きかと。この作品には、情報化社会や現代を生きる人間自体への皮肉などのきっちりしたテーマがある。このテーマを理解できれば、一層ロメロ作品の魅力が増すと思う。ただ”ドーン〜”は越えれなかったので星4つ。

★★★☆☆ ロメロらしいような、らしくないような・・・

前作のランドに比べれば、初期のロメロぽい感じが出ているかもしれません。カメラで撮った映像というのは良いですが、所々で逆に不自然さを感じてしまう。ただ物語があまりにも淡々と進行しすぎな気がします。最初から最後まで盛り上がる所も無く終了してしまいます。ランド〜のハリウッド大作のような雰囲気よりはこちらの方が好きですが色々食い足りない印象。少し期待過剰すぎだったかな・・・でも次回作にはもちろん期待しています。

★★☆☆☆ 長いとかんじさせちゃダメ

ドキュメンタリー風でもあるゾンビ映画。現代社会を意識したウェブ上にアップされた真実。もはや報道という概念が変わりつつある昨今をゾンビを通して伝えている。そういう着眼点は悪くないのだが、内容が弱い。怖くもなくスリルも薄め、情報を操作し、体制側がフェイクニュースを流す昨今の世相を切っているのだが、おもちゃの刀で切りかかっているかのような、緊張感に欠けた展開にダレる。途中で飽きた。そう感じさせてはいけない。通常、映画というのは、えーっもう終わっちゃうの寂しいでなければいけない。そういう意味では、物足りない作品だった。

★☆☆☆☆ ホラーというよりドキュメントムービー

世界が突然、ゾンビだらけになった時、本当に怖いのは人を襲う死に人か?ゾンビまたは死人を殺す生きた人間か?というのを題材にしたドキュメントムービーになっているためグロいシーンはあれどハラハラドキドキはまったくなかった。

作品の詳細

作品名:ダイアリー・オブ・ザ・デッド
原作名:Diary of the Dead
監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョージ・A・ロメロ
公開:アメリカ 2008年2月15日、日本 2008年11月15日
上映時間:95分
制作国:アメリカ
製作費:1000万ドル
興行収入:500万ドル
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