『映画』ゾンビ | Nothing But Movies

ゾンビ

監督ジョージ・A・ロメロが1978年に世に送り出し、“ゾンビ”という概念と定義を確立した記念碑的作品

ストーリー：突如、死者が生き返り、生きている人間を襲い始めた。甦った死者=ゾンビは生者の肉を喰らい、喰われた者も彼らの仲間として甦る。世界は地獄と化した。TV局勤務のフランシーン、パイロットのスティーブン、SWAT隊員のピーターとロジャーは、ゾンビビが増え続ける中、ヘリで都市からの脱出を試みる。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで束の間の平和を得るが、ロジャーがゾンビに噛まれてしまう。やがてロジャーは死に、ゾンビとなって生き返った。ピーターの銃弾が、彼を永遠の眠りにつかせた。同じ毎日の繰り返しで、倦怠感を感じ、しだいに生きがいを失ってゆく三人。そこに、狂乱の世界を生き延びてきた暴走族が、物資を求めて乱入してきた。バリケードが破られ、大量のゾンビたちもなだれ込む。ピーターたちと暴走族、そしてゾンビの三つ巴の戦争が始まった。

キャスト：ケン・フォリー、ゲイラン・ロス、デビッド・エンゲ、スコット・H・ライニガー、トム・サヴィーニ、デヴィッド・クロフォード、デヴィット・アーリー、リチャード・フランセ、ジョン・パシィシコ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　画像綺麗！

ロメロ監督が亡くなられたのを機にDVDから買い換えました。ゾンビ映画の最高傑作をこんな綺麗な映像で鑑賞できるなんてありがとうございます。これからも何回でも見続けます。

★★★★★　これが本当のゾンビ映画

最初は怖いゾンビをバンバン倒していくアクション映画だと思ったが、そうじゃなかった。人間の欲望みたいなのを丹念に描いていて、人間について考えさせられる映画だ。ゾンビは不気味だけど、ところどころ動きがコミカルに感じて、なんか面白い。人体を食われる描写はなかなかリアルで、残酷だとは思わなかった。びっくり。何度もみているうちにこの作品の面白さ、深さに気づく映画だった。繰り返しみることをすすめる。

★★★★★　ゾンビ映画の金字塔。⬛️⬛️傑作映画⬛️⬛️

全世界にゾンビ映画の大ブームを築き上げたジョージ・A・ロメロ版。私にとってはゾンビ映画初体験の思い出深い作品。某ショッピングモールへ行くとこの映画を思い出します。いつのまにかゾンビのように歩き回っている自分がいるんですね〜。ワシはゾンビかぁと思いながらウロウロ歩いてます。中学生の時にホラーブームがあり友達の家で『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』『死霊のえじき』とがむしゃらに観ていました。いつの間にか友達のおじいちゃんも加わり一緒に観ているとおじいちゃんがボソッと一言。「このゾンビってショッピングモールで買いもんしてる奴らのことやで」「黒人差別や戦争のことも遠回しに言っとる。これ撮った奴、頭いいぞ」と解説しだしました。思春期真っ只中の中学生にとって何それって映画そっちのけでおじいちゃんの話に夢中で聞いてました。私の爺さんも明治生まれで復員兵。そんな爺さん達が言っているから間違いない。今となってはゾンビ映画で社会勉強できた想い出深い作品です。でもね爺さん達自身の戦争体験を聞くと口を閉ざすんです。その後、いろんな戦争映画観て口を閉ざす理由がわかるんですけど、知るきっかけを作ってくれたロメロ監督は私の爺さんみたいな人です。

★★★★☆　正統なモンスター映画の金字塔

物語のスケールの大きさ　怪物と人類の壮絶な戦いを描いたアクションシーン　終末思想の恐怖と人類への警告　元来モンスター映画とはこうあってほしいという教科書のような作品。

★★★☆☆　By まさき

私はロメロ作品のファンなので大いに評価します。特に、この作品は大いに考えさせられました。ただホラームービーと思い視聴するのもいいが見方を少し変えたらとても恐ろし作品では無いかと思います。この時代のアメリカ文化と照らし合せたらロメロの世論批判が良く分かります。大きなショピングモールの中にはありとあらゆる物が引き目気合いまるで文化の象徴を大きくグローズアップしているように時代を謳歌しているそんな中ゾンビと言う異形物を送り込んだ作品となっているようです。飽食時代に警鐘を鳴らしさて人はどうするのだろうと思い視聴しました。実際考えて見て下さい。人が元人を殺して文明崩壊が始まれば果たし私達は？など考えたらゾッとします。時代に疑問符を投げ掛けるー本ですね。社会に問い掛ける作品では無いでしょうか？