スリラー

ピラニア

『グレムリン』のジョー・ダンテ監督の出世作となった動物パニックの金字塔的作品

ストーリー:テキサスの奥地でホーク博士(ケヴィン・マッカーシー)がベトナム戦争の兵器として開発していた巨大ピラニアの群れが、そのピラニアの犠牲となったハイカーを捜索にきたマギー(ヘザー・メンジース)とポール(ブラッドフォード・ディルマン)のミスで河川に流出してしまった。次々とピラニアの餌食となる人間たち。しかし軍は機密の漏洩を恐れて事態をひた隠そうとする・・・。

出演:ブラッドフォード・ディルマン、ヘザー・メンジース、ケヴィン・マッカーシー、キーナン・ウィン、ディック・ミラー、バーバラ・スティール、ポール・バーテル、ブルース・ゴードン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 待ってました。ひたすらに。

気が付けばDVDはプレミア価格でえらい事態になっていました。日々「どうしよう?」と自問自答する事になりましたが、唐突にブルーレイでリリースされていました。気を付けて見ていたのですが、発売に気が付かない間抜けぶり。でも、迷わず購入しましたとも。あのピラニアが襲う擬音が懐かしく、正義の味方で無傷で終わる主人公ではなく、ぼろぼろになって人々を救う主人公と、対照的に背筋の凍るような微笑みを残す女性科学者に、迫りくる終末感がよく表れているラストに「やっぱりいいわ!」という感想しか出てきません。もちろん映像特典も満足の一言。ジョー・ダンテの映画を好きな方ならぜひ観ていただきたい一本です。

★★★★★ サントラリリース待望してます。

監督がジョー・ダンテ、脚本がジョン・セイルズ、特殊効果がロブ・ボッティン、音楽がピノ・ドナジオ。この後、3人の手がけた『ハウリング』が大評判になりますが、個人的にはこちらがお勧めです。モデルアニメーションのクリチャーが登場したり、普通よりも憎たらしい顔につくられたピラニア軍団など妙に感心してしまいます。主演がブラットフォード・ディルマン。『大襲来!吸血こうもり』『燃える昆虫軍団』『スウォーム』など、人間以外の相手もお手の物。頼もしいかぎりです。

★★★★★ 動物パニック映画の名作

スティーヴン・スピルバーグ監督の傑作『ジョーズ』が大ヒットを収めて以降、亜流作品は山のように作られたが、『ジョーズ』に匹敵するのは本作のみである。そして本作は、ジョー・ダンテ監督と、脚本を担当したジョン・セイルズの出世作となった。何しろ製作総指揮が「低予算映画の帝王」ロジャー・コーマンであるため、安い・早い・うまいの三拍子で本作も成り立っている。前述した通りの低予算作品ではあるが、ロブ・ボッティンやフィル・ティペット、クリス・ウェイラスなど、後に名を知られることになるSFXアーティストが多数参加しているため、特撮部分の出来は良く、今でも結構面白く観られる。ストーリーもこの手の作品であれば上々の出来だろう。B級動物パニック映画としては、本作同様ジョン・セイルズが脚本を担当した「アリゲーター」と並ぶ拾い物。未見の方は、是非一度ご覧いただきたい。

★★★☆☆ ジョー・ダンテ監督の出世作

前半で登場するモデルアニメーションのクリーチャーは唐突で何だ?と思ったりするが、当初はこの怪物を使って映画が企画されたらしい。ところが、低予算のため時間のかかるこの怪物のモデルアニメをボツ。せっかく作ったのでほんのちょっとだけ出演。この映画がヒットしたら、この怪物が暴れるものを作ろうと考えたらしいが、魚のモンスターでヒットしたから、次も魚で行け、ということで「殺人魚フライングキラー」になった。この映画のプロデューサーのチャコ・ヴァン・リューウエンは、女優だった筑波久子。アメリカに渡ってプロデューサーになるとは。続編も手がけています。

作品の詳細

作品名:ピラニア
原作名:Piranha
監督:ジョー・ダンテ
脚本:ジョン・セイルズ
公開:アメリカ 1978年8月3日、日本 1978年10月14日
上映時間:93分
制作国:アメリカ
製作費:60万ドル
興行収入:1600万ドル
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