スリラー

ビッグ・ドライバー

スティーヴン・キング原作の”レイプ・リベンジ”スリラー!

ストーリー:人気推理作家のテス(マリア・ベロ)は、講演旅行の帰途、タイヤがパンクし人気のない田舎道で立ち往生してしまう。通りかかったトラックに助けを求めるが、それが悪夢のはじまりとなった。トラックのドライバーは、旅行者を監禁して暴行・殺害を繰り返す異常犯罪者だった。何度もレイプされ、死の淵をさ迷いながら生き延びたテス。この悪夢を消し去るには、復讐しかない。そしてテスの、孤独な戦いがはじまった・・・。

出演:マリア・ベロ、オリンピア・デュカキス、ジョーン・ジェット、アン・ダウド、ウィル・ハリス、ジェニファー・キッド、タラ・ニコデモ


視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 上手く仕上がってる。

キング氏の短編ものは、長編もの特有の間の抜けただらだらとした展開にストレスを感じる事なく、プロットとしての奥行きとスピードのバランスがとれてて秀作揃いが多い。勿論、このビッグドライバーも例外じゃない。シンプルな展開なのにサスペンスとしての奥行きも十分だ。原作の鮮度を損なうことなくDVD化するとなれば、長編ビデオ風に仕上げるのかなと思ったら、100分前後に纏めてる。小説はディテイルが命だし、映画は映像が全てである。たった100分の映像でどれだけ原作に近づけるのだろうと興味を持った。観てみると、実に完璧に仕上がってる。サスペンスとしての奥行き、キング氏特有の匂いと色合い、殆ど原作を損なうことなくシンプルに巧みに仕上がってる。本当に恐れ入りました。DVDでなく4kブルーレイで観たいと思わせる作品だ。『火星の人』を全く不完全燃焼のSF超大作だとこけ下ろしたばかりで、ハリウッドの大作には何時もうんざり三昧だが、このビッグドライバーは傑作に限りなく近い秀作だろう。観る人によれば、地味なサスペンスにしか映らないだろうが、キング氏贔屓のファンなら観て損はないと胸を張って言える。つくづくアメリカって、広いだけでなく奥の深い国だなって、感嘆し感服してしまう。

★★★★☆ 復讐劇

女作家がレイプされ、復讐に燃えるストーリー。キング原作にしては題材が「何故今?」感が脳裏を過りますが、女作家が書いた小説の登場人物と会話したり、『ナイトライダー』の如くカーナビが女流作家を気遣い、友人の様に語り掛けたり、死人と会話をする等はさすがモダンホラーの帝王、S・キング、最後まで安定してました。が、お勧めポイントも特に無い感も否めないのです。とは言うものの、悪くも無い。正直、平均点ラインですが、時折香るキング臭にクラクラします。エロ、グロ、Fワードこの3点外しでホラーを成立させる(ほぼ。ほぼ、ね(笑)これまでも、本作も、これからもきっとそう。キング氏がモダンホラーの帝王と言われ続けているのも頷けるが、本作は正直に言うと観ないと損するぞ!って程では無い・・・でも、観ても損は無いです。(笑)

★★★★☆ チェリーボム!ならぬレーズンボムっ!て感じ。

ネットの批評サイトとか見ると、主人公がババアで萎えるとか書いてあって…あ〜さすがロリコン大国日本ですねってなる。そこじゃ無い!むしろ、この作品には素敵な熟女達が出てくる出てくる!男性より女性が楽しめる作品ですね。とりあえず私は十二分にドキドキハラハラ楽しめましたよ。そしてジョーンジェットがいい味出してる〜!見終わった後スカッとするけど…自分の中の強暴性に気づかされてモワモワ〜となりました笑

★★★☆☆ 映画は監督で選ぶ。

キングの作品は映画化すると大抵はスベるが、クローネンバーグ、フランク・ダラボン、ロブ・ライナー、などは信用出来る。このミカエル・ソロモンも同様。扱い内容事態が感動や感銘受けるものではないので、キング作品一つとして観ればいいかな。脚本にキングが関わっていない事も良い点?です。キングファンなら分かるよね!

★★★☆☆ 推理作家が本の登場人物やカーナビの声を助けに復讐をすすめるというところは面白いが・・・。

スティーブン・キング原作ということ以外は、何の予備知識もなく観はじめました。主人公が田舎の廃屋で暴行されるシーンがこってりした嫌な感じで描かれるので、これは「悪魔のいけにえ」系の猟奇連続殺人ものなのかと思い、途中で観るのをやめようかなとも思ったのですが。後半の話が復讐に転じてからがなかなか面白かったです。主人公が女流推理作家ということで、ところどころ自作の本の探偵役である お婆ちゃん が出てきて主人公の行動にアドバイスしたりするところが面白いですね。あとカーナビの男性の声と会話したりと、主人公の妄想なのでしょうが、この映画の面白さはこの部分にあり。前半をもうちょっと短く刈り込んで、推理作家が本の登場人物やカーナビの声を助けに復讐をすすめるというところをメインにして1時間くらいのテレビドラマにするともっと良いかもしれない。ハードな描写は控えめに、もうちょっとユーモアをまぶして昔のヒッチコック劇場みたいに。「月の輝く夜に」のオリンピア・デュカキスが出ていたのが嬉しかった。あまり見た目が変わっていなくて元気そうで。彼女いくつくらいなのでしょう?ジョーン・ジェットは、後でクレジットで見るまでわからなかった。最近は、こういう性格俳優的なことをしているのでしょうか。

作品の詳細

作品名:ビッグ・ドライバー
原作名:Big Driver
監督:ミカエル・サロモン
脚本:リチャード・クリスチャン・マシスン
公開:2014年10月18日
上映時間:87分
制作国:アメリカ
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