人間の天敵として生まれた異形の少女の切なくも美しい運命を描いた青春ホラー
ストーリー:森の一軒家で“ダディ”という謎の男に監禁され、一歩も外に出ることなく育てられた少女アナ。彼女が16歳の時ダディが自殺を図り、アナは女性保安官のエレンに保護される。だが彼女は、普通の少女ではなかった。町での暮らしをはじめたアナの肉体に現れる、異様な変化。肉しか口にせず、爪や牙が鋭く伸びてゆく。アナは《ワイルドリング》と呼ばれる、人間の天敵として恐れられている、呪われた血族の末裔だった・・・。
出演:ベル・パウリー、ブラッド・ドゥーリフ、コリン・ケリー=ソーデレット、リヴ・タイラー
★★★★☆ 少女から大人に。
底辺にヴァンパイア伝説があって、現代に生まれた狼少女が可哀想で、自然に解き放たれたときの野生感がたまりません。何でも、面倒くさく考えず素直に観るのが一番ですね。
★★★★☆ シンプルな異人種もの。良く出来ています。
森の中にはワイルドリングと言う化け物がいて人を食らうと育てられた子。実は彼女こそワイルドリング。野生の血を持つ。育ての親は様々な方法を試し、彼女の成長を止めようと試みるが、かなわず、自殺してしまう。保護された彼女は目覚める血に戸惑うが・・・。ある人狼の目覚めを丁寧に描いたドラマで、友情や信頼を絡めながら、とても愛らしい絆と縁の物語を紡ぎます。当然、この手の話は概ね円満には終わらず血の臭いは欠かせない。どうにもならなくなって、彼女は記憶のオーロラの地へ向かう。私は「ミディアン、死者の棲む街」を思い出しました。居場所がなく血に抗えない。だから行かなくちゃいけない。あなたを傷付けたくないから。かの安らぎの地へ。切ないです。ただ生きたいだけなのに。傷つけるから殺してしまっただけなのに。後半は追っ手とのサバイバル。何とか救いたい、子のかたき、止めたい、終わらせたい…無数の思いが交錯し、静かで緊張感のある、生きるため、そして守るための戦いが繰り広げられます。低予算ながらなかなか頑張って作られています。映像もなかなか良く撮れていてメイクもとても良く出来ています。保護者の警官の、彼女に対する態度の割り切りや言動はちょっと気になりました。職務に忠実とは言えますが、事情持ちの子にはどうでしょう…演じるリヴ・タイラーの低い表情演技もあって、どうも冷たく見えてしまいました。それ以外は文句無し。
★★★☆☆ 期待のモンスター系ホラーだが、もう少し工夫が欲しい……
B級作品と分かっていて観賞した。主役の少女アナは、自称父親に監禁状態で育てられていた。外に出るとワイルドリングという化け物に喰われてしまうと教えられる。この序盤が結構長い。ある事件をキッカケに女性保安官の自宅に保護され、息子のレイと共に初めて一般の生活を経験する。自分の身体が変化していく中で自身がワイルドリングである事を知る。終盤にやっと覚醒し、変態して追ってくる人間達と闘う事になるが、余りに遅い。アクションも少なく、夜間なので暗くて変態後の姿もハッキリ見えない。ワイルドリング一族の最後の生き残りで仲間も無く、人々に銃で追われる姿には、哀れみも感じるが…….自分としては、序盤のシーンを削って、覚醒後のアクションシーンに充てて欲しかった。B級作品好きの方は結構居ると思う(自分もそう)が、そうでない方にはオススメしない。有料だし…..自分は、許容範囲が広いので、星3とした。
作品の詳細
作品名:ワイルドリング 変身する少女 |
原作名:Wildling |
監督:フリッツ・ボーム |
脚本:フリッツ・ボーム |
公開:アメリカ 2018年4月13日 |
上映時間:92分 |
制作国:アメリカ |
製作費:200万ドル |
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