ラブ・ロマンス

ジョンとメリー

マンハッタン。男と女。一夜限りの愛のはずだったのに・・・

ストーリー:ニューヨーク、マンハッタン。建築技師ジョン(ダスティン・ホフマン)のマンションで目覚めたメリー(ミア・ファロー)は、自分がどこにいるのかしばらくの間わからなかった。昨晩、独身男女が集まるバーでふたりは出会い、お互いの名前も聞かないまま一夜を共にしたのだった。メリーは、整頓されたジョンの家を見て女の影を感じる。ジョンはかつてファッションモデルと同棲していた過去があり、メリーはある有力政治家と愛人関係にあった。朝食を食べ、昼食まで共にしたふたりは、とりとめのない会話をしながらも、次第に惹かれあっていく。しかし、ちょっとしたことでメリーは帰ってしまい、彼女が残した電話番号をジョンは消してしまう・・・。

出演:ダスティン・ホフマン、ミア・ファロー、マイケル・トラン、サニー・グリフィン、オリンピア・デュカキス、スタンリー・ベック、タイン・デイリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 無意味にだけはしたくない。

舞台はニューヨーク。初対面で一夜をともにした男女が目覚めたところから始まり、その1日が描かれるストーリー。互いの様子を探りながらつぶやく、それぞれのモノローグが面白く、極度に彼女が住みつくことを警戒する男性心理の描き方などがユニーク。2人の関係が本当に始まるまで・・・を、駆け引きを意識する男性心理に比重を置いて描き続ける。ナイーヴさをひた隠しにするダスティン・ホフマン。ショートカットでキュートでちょっとした辛辣さもあるミア・ファロー。2人の恋愛に対する純朴さが、2人の過去が描かれて伝わってきて、そんな2人の間での駆け引きの行方に引き込まれる。”互いのことを知らなければ、昨夜のことが無意味なる”から、お互いのことを知っていこうとするけれど、ファローはホフマンのアパートから去っていくことに・・・。恋愛の苦味を知っている人が持つ、新たな関係が始まることに対する警戒と心の揺れの描きかたがとにかく上手い。2人の再会にホッとし、互いに名前を知らなかったことに気付くラストも好き。アメリカ人が名乗らないわけがない、という批判があったりするけれど、名乗り損ねるシーンがうまく挿入されていて、不自然ではないと思う。急激に互いを受け入れ始めた2人の結果、という気がして、互いの気持ちに気を取られた様がより強められて上手いと思う。今日も都会の片隅では・・・という気分になる1本。

作品の詳細

作品名:ジョンとメリー
原作名:John and Mary
監督:ピーター・イェーツ
脚本:ジョン・モーティマー
公開:アメリカ 1969年12月14日、日本 1969年12月20日
上映時間:92分
制作国:アメリカ
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