すべての映画ファンに贈る、愛と犯罪と逃亡の一大エンターテインメント!
すべての時代に名作を刻み続けてきた本物のスター俳優、ロバート・レッドフォードが、遂にスクリーンから去ってゆく。レッドフォードが最後に切望した役、それは実在したアウトローだ。ユーモアと洒落っ気にあふれ、最後の1秒まで自分の生き様を貫いた伝説の紳士強盗の姿に、レッドフォードが演じてきた数々のアウトローたちの面影が投影され、観る者は胸を熱くせずにはいられない。たとえ彼のフィルモグラフィーを知らなくても、想いが伝わる演技が絶賛され、ゴールデン・グローブ賞ノミネートを始め数々の賞が贈られた。映画界の未来を託したい監督と豪華出演者が揃い踏み、世紀をまたいで燦然と輝く唯一無二のキャリアのまさに集大成となる作品が完成した。
ストーリー:1980年代初頭、アメリカ。ポケットに入れた拳銃をチラリと見せるだけで、微笑みながら誰ひとり傷つけず、目的を遂げる銀行強盗がいた。彼の名は、フォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)。事件を担当するジョン・ハント刑事(ケイシー・アフレック)も、追いかければ追いかけるほどフォレストの生き方に魅了されていく。フォレストが堅気でないと感じながらも、心奪われてしまった恋人ジュエル(シシー・スペイセク)もいた。そんな中、フォレストは“黄昏ギャング”と呼ばれる仲間と共に、金塊を狙った大仕事を計画するが・・・。
出演:ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック、シシー・スペイセク、エリザベス・モス、ダニー・グローヴァー、ティカ・サンプター 、トム・ウェイツ 、イザイア・ウィットロック・Jr、キース・キャラダイン、ジョン・デヴィッド・ワシントン
★★★★★ 独特の作りで、起伏のある映画ではないけれど。。。
心に残る作品。哀愁に彩られた、アメリカ南部の風景、カントリー&ウェスタンの乾いたサウンド、そして幸福そうな老紳士の表情が強烈に脳裏に焼き付いている。実在した伝説的銀行強盗フォレスト・タッカーの話である。毎朝の珈琲を楽しむように悪事を重ね、懐かしい旧友に出会うかのように捕まり、愛する恋人に悪戯を仕掛けるように脱獄する根っからのワルを、ロバート・レッドフォード氏が演じる。タッカーの紳士的風貌から、悪事に彩られた歴史はまったく見てとれない。あるいは、自らの悪事の捉え方にあるのかもしれない。極悪非道な人間の風貌が荒むのは、彼らが自らの行いを極悪非道と捉えているからだろう。ならば荒んだ空気をまったく纏わない彼は・・・。最後の強盗で捕まったときも笑っていたという。彼に被害にあった銀行の職員たちは彼の風貌について口を揃えて言う。幸福そうに見えた、と。人間という存在の奥の深さが感じられる作品である。ぜひご覧になっていただきたい。
★★★★☆ 人生は楽しまなくては
紳士的な老齢の銀行強盗フォレスト・タッカー。彼は胸にある銃を見せて、紳士的にスマートに銀行強盗を繰り返す。
銀行員は口々に「彼はとても紳士だった」と話す。若き刑事ジョンが銀行強盗を追いかけるも、国民も他の警察官たちも一笑にするだけで気にも止めない。そのうち彼は仲間の二人と3人で大手の銀行を襲うことに。実在したフォレストタッカーの銀行強盗犯を映画化した本作。フォレストは、70過ぎて刑務所から出るもその後も4回ほど銀行強盗を繰り返したそうです(笑)最後は刑務所で死亡。座右の銘は「人生楽しまなくては」ロバート・レッドフォードと、恋人役のシシ・ースペイセクがシワシワ過ぎて悲しいかな、『明日に向かって撃て!』や『歌えロレッタ愛のために』を観てきた自分としては時の流れを感じましたが、レッドフォードもシシーも素敵な年のとり方をされてます。
★★★☆☆ 生涯泥棒。紳士だから許せるかも。
紳士的に行われる銀行強盗の様子が面白く、対応に当たってしまった銀行員たちのまんざらでもない好印象に不覚にも暖かくなる。身内や配偶者にとってはたまったもんじゃねー!だけど、離れたところから眺める分にはこういう泥棒は好きです。
作品の詳細
作品名:さらば愛しきアウトロー |
原作名:The Old Man & the Gun |
監督:デヴィッド・ロウリー |
脚本:デヴィッド・ロウリー |
公開:アメリカ 2018年9月28日、日本 2019年7月12日 |
上映時間:93分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:1700万ドル |
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