ドラマ

フィッシャー・キング

マンハッタンに月が輝く夜、哀しい過去を分けあったふたつの心がひとつになる

ストーリー:過激なトークで人気絶頂のDJジャック(ジェフ・ブリッジス)。ある日、彼の不用意な発言がきっかけで銃乱射事件が起き、地位も名誉も失ってしまう。失意の中で3年を過ごすが、ある日、ジャックはパリー(ロビン・ウィリアムズ)と名乗るホームレスと出会う。パリーが3年前の事件で妻を失ったことを知ったジャックは、彼の力になりたいと考えるようになり、奇妙な友情が芽生えていく・・・。

出演:ジェフ・ブリッジス、ロビン・ウィリアムズ、アマンダ・プラマー、マーセデス・ルール、マイケル・ジェッター、デヴィッド・ハイド・ピアース、キャシー・ナジミー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 社会的階層と人の心を描いている作品

映画で泣いたの久しぶりだな。終盤「この街で上を見上げるやつはいない」という台詞が出てくるが、同様に下を見る者はいない。同じ事件をきっかけに階層を行き来した登場人物たちは、人間の心のあたたかさが階層でなく人に宿っていることを知る。

★★★★★ 次また観たくなったらブルーレイ買うだろうなあ

モンティ・パイソン系は色々アクが強すぎて、私は苦手なのですが、テリー・ギリアムだけはなんか惹かれるんですよね。それでも途中で息切れするけど(笑)。この映画は大好きなロビン・ウィリアムズとジェフ・ブリッジスのW主演なので映画館で最初観ましたが、ギリアム監督作品にしては驚くほどストーリーがシンプルで整然としていて分かりやすいし、時間も2時間と長すぎず飽きさせず、感動させられました。やれば出来るんじゃん。あーロビン様、どうして死んじゃったの? ジジイになって一段と味のある演技を観たかった。それともすべて出し切って燃え尽きが襲ってきたんでしょうか。沢山のロビン・ウィリアムズにしか出来ない演技を焼き付けた名作を何本も作っていったから。あなたのような俳優は、もう二度と出てこないかも知れないと思うと、寂しいばかりです。

★★★★☆ なんとなく切ない。

最後はハッピーエンドで終わるのですが、主人公やそれを取り巻く人たちの生き様に孤独感を感じてしまいました。当たり前といえば当たり前の他人と自分の関係。ストレス解消というよりストレスになった映画でした。ただ、映画の質とすれば、良い作品だと思います。

★★★★☆ 優しい映画です。

大人のファンタジーです。とにかく、過去に傷を負ったロビン・ウイリアムズのめちゃめちゃ可愛く切ない演技と彼が恋心を抱くアマンダ・プラマーの胸締め付けられる演技が秀逸。幻想と現実の狭間の苦しみを描くテリー・ギリアムの映像世界もなかなかのデキ。飾りを捨てて生きることの豊かさが胸にしみます。

★★★☆☆ テリー・ギリアムの現代ファンタジー。

『12モンキーズ』でテリー・ギリアムという監督が好きになって見ました。あの作品ほどの構成と映像の凄さはありませんでしたが、それは舞台と題材のせい。登場するふたりのキャラクターがとっても愉快な現代のファンタジーを作り上げています。

作品の詳細

作品名:フィッシャー・キング
原作名:The Fisher King
監督:テリー・ギリアム
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
公開:アメリカ 1991年9月20日、日本 1992年4月11日
上映時間:137分
制作国:アメリカ
製作費:2400万ドル
興行収入:4100万ドル
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