マーク・トウェインの名作をディズニーが映画化。人種と文化の壁に隔てられたみなしごの白人少年・ハックと黒人奴隷・ジムが、予期せぬ危険が待ち受ける中、束縛を逃れ自由を求める冒険を繰り広げる。
ストーリー:人種と文化の壁に隔てられた白人少年ハックと黒人奴隷ジム。この二人に共通するのは、“束縛を逃れ、自由を求める”という生き方のみだった。ジムはハックの誤解を少しずつ解いていく。奴隷制は間違いだ。みんなが正しいと言うことが、必ずしも正しいとは限らない。ミシシッピ河を下りながら、その言葉の意味に気づいたハックは、ジムを自由の身にすべく戦いを始める。
出演:イライジャ・ウッド、コートニー・B・ヴァンス、ロビー・コルトレーン、ジェイソン・ロバーズ、ロン・パールマン、ダナ・アイヴィ、マリー・ルイーズ・ウィルソン、アン・ヘッシュ、ジェームズ・ギャモ、レニー・オコナー、ローラ・ベル・バンディ
★★★★★ これこそが真のハックルベリーだ!
最近TVでトムソーヤの冒険を見て、子供のころ読んだ本を読み直そうと思い、いろいろ探してハックが主人公の物語があることを知った。ついでに購入して読んで見たところ、大感激してしまった。そして初めてレビューを書いてしまった。トムソーヤの冒険の続編なんてとんでもない!まさに大冒険というべき内容であろう。はまりにはまってDVDもパトリックデイがハック役の別物に続けて2枚目にこちらを購入したが、断然こちらのほうが良い!こっちはトムソーヤの冒険とはまったく切り離して作られていて、それが原作の真のテーマを伝えていると思う。そしてそれは俺が高校生の頃自分で悩んで出した答えとまったく同じものだった。それはさておき、ミシシッピー川に筏で漂いながら、夜空を見上げて眠る・・・。そんな世界観をかんじるだけでも見る価値があると思う。しかもこの値段だ!男なら買え!
★★★★★ いろんな要素が詰まった傑作。
ディズニー映画なので、ジャンルとしては「コメディ」とか「ファミリー向け」なんでしょうね。しかし、黒人奴隷など、社会的な問題が取り上げられた作品でもあります。「みんなが正しいということが必ずしも正しいとは限らない」。長いものに巻かれがちなこの社会に忘れたくないフレーズです。主人公の少年ハックと黒人奴隷ジムの厚い友情には心が温まります。ハック役のイライジャ・ウッド、この頃から表情豊かな演技がとてもうまいです。こんなわんぱく小僧の役もできるんですね。子どもさんと一緒に観るのにもいい作品だと思います。
★★★★☆ 初DVD化
『トム・ソーヤーの冒険』で有名なマーク・トウェイン 原作の『ハックルベリー・フィンの冒険』をディズニーが映画化した作品。『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドが主役ハックを演じている。監督は『ハムナプトラ』『スコーピオン・キング』で一躍注目されたスティーヴン・ソマーズ。それだけでも注目するポイントではあるかもしれない。では作品自体はどうかというと、原作は当然ながら部分部分カットされ、トム・ソーヤーこそ登場しないが、なかなか原作の雰囲気に忠実であると思う。少し残酷なシーンはあるが、そこをあえてカットせずに映画にしたところはむしろ感心する。周りのみんなが『あたりまえ』だと言うことは、本当に『正しいこと』なんだろうか?コンセプトは子供向けでありながら、なかなかテーマを絞って作られているのが好感度が高い。笑いもあるので堅苦しくはないはず。そしてイライジャファンなら、優等生役の多い彼のキャリアのなかでも数少ない悪たれぶり(しかしこれが憎めない)を拝見できるうえ、なかなか美味しく頑張ってくれるので是非チェックを(笑)
作品の詳細
作品名:ハックフィンの大冒険 |
監督:スティーヴン・ソマーズ |
脚本:スティーヴン・ソマーズ |
原作:マーク・トゥエイン『ハックフィンの大冒険』 |
公開:アメリカ1993年4月2日 |
制作国:アメリカ |
上映時間:107分 |
製作費:600万ドル |
興行収入:2400万ドル |
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