襲い来る雪原の牙に、男の闘争本能が覚醒する
ストーリー:石油採掘現場で働く屈強な男たちを乗せた飛行機が、アラスカの荒野に墜落。生き残った7人の男たちは、極寒の大雪原に放り出される。すべてが寒さで凍りつき、満足な武器も食糧もなく南へと移動を始めた彼らを待ち受けていたのは、荒れ狂う大自然の猛威と、縄張りを侵されたオオカミたちの容赦ない攻撃だった。一団のリーダーとなった射撃の名手オットウェイ(リーアム・ニーソン)を中心に、仲違いしながらも過酷な状況に耐え、生死を賭けたバトルを繰り広げていく生存者たち。まるで水墨画のような灰色の美しさを見せる雪山が隠していた牙をむいたとき、果たして人間は何を拠り所にして生き残るのか?ひとり、またひとりと犠牲になっていく闘いの果てに待っているものとは・・・。
出演:リーアム・ニーソン、ダーモット・マローニー、フランク・グリロ、ダラス・ロバーツ、ジョー・アンダーソン、ノンソー・アノジー、ジェームズ・バッジ・デール、ベン・ブレイ、アン・オープンショー、エラ・コソル
★★★★★ 遭難しかけたつらい思い出を 呼び覚まされた。
飛行機の墜落により雪原に投げ出された主人公たちの物語。映画的な表現より淡々と描かれる自然の厳しさが見どころです。普通の映画なら人が死ぬにも見せ場がありますが本作はそれが無い。あっさり死にます。ただそれが本来の死の姿なのかもしれません。私自身は中盤から非常につらい気持ちで鑑賞しました。雪山で遭難しそうになった経験があったからです。少しずつ仲間から遅れているのですが足が動かない。涙を流し声にならない嗚咽をもらしたあの時が蘇りました。エンターテイメントを求める人には肩透かしになるかもしれませんが人によっては非常に強い感情を湧き起こす力のある映画だと思います。ラスト テロップの後にワンカットありますのでお見逃しなく。
★★★★☆ 男の映画
この映画は「もう一度闘って最強の敵を倒せたら、その日に死んで悔いはない。」と言う台詞につきます。派手さは無いが男臭くひたすらリーアム・ニーソンが渋いです。
作品の詳細
作品名:THE GREY 凍える太陽 |
原作名:The Grey |
監督:ジョー・カーナハン |
脚本:ジョー・カーナハン、イーアン・マッケンジー・ジェファーズ |
製作:リドリー・スコット |
公開:アメリカ 2012年1月27日、日本 2012年8月18日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:8100万ドル |
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