変わらぬ友情。大切にしたい想い!
ストーリー:1948年アメリカ、ジョージア州アトランタに住む、ユダヤ系元教師のデイジー(ジェシカ・タンディ)は、ある日、買い物に出かける途中、隣の家の垣根に車を突っ込んでしまう。息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、彼女のために初老の黒人運転手ホーク(モーガン・フリーマン)を雇った。しかし、ブーリーが雇い入れた運転手を頑なに受け付けなかったデイジーは、ホークに根負けして、彼に運転を任せることにした。1953年クリスマス、デイジーは読み書きのできないホークに参考書をプレゼントした。デイジーは、誕生日を祝うためアラバマにいる兄弟のもとを訪れる途中、警察官からホークが受けた黒人に対する偏見を痛感させられる。ある日、デイジーは認知症に罹患する。認知症の進んだデイジーは、施設に入れられ・・・。
出演:モーガン・フリーマン、ジェシカ・タンディ、ダン・エイクロイド、パティ・ルポーン、エスター・ローレ、ジョアン・ハヴリージャ、ウィリアム・ホール・Jr、ミュリエル・ムーア、シルヴィア・カーラー、クリスタル・R・フォックス
★★★★★ デイジーとホークの付かず離れずの関係が心地いい
人と人が対立しながらも打ち解けていく物語はとても好きです。モーガン・フリーマンでは、本作のほかに『最高の人生のはじめ方』という映画があります。「最高の〜」は子どもとの友情でしたが、本作はお年寄りとの友情が主題です。お年寄りが相手だと必然的に老いやボケなどの問題がつきまといますが、そうなったときでも自分のことはきちんとわかってくれて、お互いに冗談を言い合えるような関係が続くといいなあ、としみじみ思いました。
★★★★☆ 3人の主役が好演
アメリカ南部における黒人と白人、同じ白人の中のドイツ系ユダヤ人の蔑視や差別意識満載の映画ながらも、なぜかそれらが激突せず、そうした矛盾や軋轢を回避しながら最後には人種を超えたヒューマンな交流の次元にゆるやかに着地する。頑迷な老婦人役のジェシカ・タンディと目に一丁字無き黒人運転手役のモーガン・フリーマン、息子役のダン・エイクロイドが好演。しかし当時のアメリカでマージャンを楽しんでいたとは驚きだ。
作品の詳細
作品名:ドライビング Miss デイジー |
原作名:Driving Miss Daisy |
監督:ブルース・ベレスフォード |
脚本:アルフレッド・ウーリー |
公開:アメリカ 1989年12月15日、日本 1990年5月12日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:750万ドル |
興行収入:1億4500万ドル |
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