俺たちはもう振りかえらない
不良グループのリーダーで“バイクボーイ”と呼ばれる兄と、その兄に憧れを抱く弟を描いた青春映画
ストーリー:アメリカの地方都市に住むラスティ・ジェームズ(マット・ディロン)は、仲間とケンカに明け暮れていた。敵対グループのリーダーのビフ(グレン・ウィスロー)から果し合いの呼び出しを受けたラスティが、ガールフレンドのパティには心配でならない。その夜、果し合いの最中に、ラスティの兄のバイク・ボーイ(ミッキー・ローク)が現れる。バイク・ボーイはラスティが憧れる伝説的なグループのリーダーでもあった。突然の兄の登場に気を取られたラスティにビフがナイフで切りつけた・・・。
出演:マット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、デニス・ホッパー、ダイアナ・スカーウィッド、ヴィンセント・スパーノ、ニコラス・ケイジ、クリス・ペン、トム・ウェイツ、ソフィア・コッポラ、ローレンス・フィッシュバーン
★★★★★ モーターサイクルボーイ
マット・ディロン&ミッキー・ロークが主演。絶頂期の両巨頭の佇まい、モノクロームを最大限に生かした映像美。これほどスタイリッシュかつクールな映画を他に知らない。何となしの「未完成感」が、却って奇妙な余韻を残す。最高、でしょう。文句無い文句無い。
★★★★★ コッポラの最高傑作?
青春映画は数あれど、これは異色であります。ちっとも華やかさがありません。だけどもクールでかっこいい!伝説の不良少年モーターサイクルボーイ。この役のミッキー・ロークが私の中ではベストオブミッキー・ローク(?)です。不良少年同士の不毛な争い。一線を超えてしまった相手に対して、ミッキー・ロークが放つ狂気にも似た殺気と怒り。終始おだやかな佇まいでいただけに、そのシーンが非常に異質で、唐突で、不自然でした。しかし、それだけにモーターサイクルボーイの複雑な内面が垣間見えたようで非常に印象的です。悲劇的なラストとともにいつまでも心に残る青春映画の佳作。必見です!
★★★★☆ ベタ
ランブルフィッシュは熱帯魚のベタのことなんです。ボクはこの映画が好きで好きで、今おうちでベタを飼っています(4代目)。この映画を見るたびにモノクロから醸し出される独特の世界観に引き込まれてしまいます。たしか、DVDは絶版になったのでは・・・。ミッキー・ロークも整形する前はこんなに初々しくそれでいてクールだったのだなということがわかる貴重な一本です。
★★★☆☆ みんな若い
コッポラの作品ですが、お目当てはニコラス・ケイジ。映画出演としては、これが2作目にあたるのかな。ニコラス・ケイジは、コッポラの甥ということもあって起用されたのでしょう。コッポラの愛娘ソフィアも出てるようだし。出演者とストーリー、共通して言えるのが「青臭い」ってことでしょうか。青春映画ですから、キャストはいいの揃えたんじゃないかな。ミッキー・ロークにマット・ディロン。この頃のミッキー・ロークはいいねぇ。雰囲気あるし。今や体型もすっかり変わっちゃったけど。青春といえば、お決まりのように不良グループのお話になります。兄は伝説の元リーダー、弟はパッとしない現リーダー。兄を尊敬する弟。弟には、今まで自分がしてきたことの無意味さを伝えようとする兄。それをランブルフィッシュ(闘魚)とかけて、川を下らせ大海原へ出るように指示するのだが・・・前編モノクロなのは、ミッキーロークが色盲役のため。ただ、ラストではランブルフィッシュが色鮮やかに映し出されるのが印象的。
作品の詳細
作品名:ランブルフィッシュ |
原作名:Rumble Fish |
監督:フランシス・フォード・コッポラ |
脚本:S・E・ヒントン |
公開:アメリカ 1983年10月8日、日本 1984年7月21日 |
上映時間:94分 |
制作国:アメリカ |
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