今、世界中で起こっている戦争は、遠く離れた会議室で行われている
ストーリー:ナイロビ上空6000mを飛ぶ【空からの目】を使い、イギリス軍の諜報機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、国防相のベンソン中将(アラン・リックマン)と協力して、英米合同軍事作戦を遠く離れたロンドンから指揮している。凶悪なテロリストたちが大規模な自爆テロを実行しようとしていることをつきとめ、アメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃の指令を出すが、殺傷圏内に幼い少女がいることがわかる。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先しようとするが・・・。
出演:アラン・リックマン、ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、バーカッド・アブディ、ジェレミー・ノーサム、フィービー・フォックス、イアン・グレン、ギャヴィン・フッド、マイケル・オキーフ、モニカ・ドラン
★★★★☆ 現代版『12人の怒れる男』
多くは現場ではなく、いくつかの密室での軍人、政治家達のやりとり、焦燥、駆け引きが上手く描かれています。なんといってもアラン・リックマンが軍の中将として、政治家の優柔不断さに怒りを抑えながらもそれを感じさせない演技が秀逸です。ヘレン・ミレンももちろん秀逸ですがもう少し化粧気をなくしたほうがリアリティをましたと思います。タイトルが「空にある目」という訳で、実際の映像ではあたかも高高度の航空機から鮮明な地上画像が配信されているようなシーンが続きますが、もちろん撮影上は地上20-30メートル位からの撮影だとは思います。しかし視聴者は不思議と超望遠で撮影されたスパイ衛星を見ている気分になるため、自ずと高揚してしまう一面はあるでしょう。ドキドキハラハラできるので十分満足できる映画でした。
作品の詳細
作品名:アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 |
原作名:Eye in the Sky |
監督:ギャヴィン・フッド |
脚本:ガイ・ヒバート |
公開:イギリス 2016年4月8日、日本 2016年12月23日 |
上映時間:102分 |
制作国:イギリス |
製作費:1300万ドル |
興行収入:3500万ドル |
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