戦争映画

ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場

ベテラン軍曹と若い軍人たちの心の交流を描いた、クリント・イーストウッド監督・主演で贈る戦争スペクタクル

ストーリー:朝鮮戦争やベトナム戦争に出征した経験がある、たたき上げの鬼軍曹トム・ハイウェイ(クリント・イーストウッド)だが、平和な現在では浮いた存在になりつつあった。そこで古巣の海兵隊に再志願するが、けっして優秀といえない新兵ばかりを集めた小隊の教育係を任される。ハイウェイは新兵たちをしごきながら、彼らに生き残ることの大切さを教え込んでいくが、小隊に米軍がゲリラと戦う中米グレナダへの出動命令が下り、ハイウェイも新兵たちに同行するが・・・。

出演:クリント・イーストウッド、マーシャ・メイソン、エヴェレット・マッギル、モーゼス・ガン、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、アイリーン・ヘッカート、ボー・スヴェンソン、ボイド・ゲインズ、アーリン・ディーン・スナイダー、トム・ヴィラード


視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 純粋に面白かった!!

イーストウッドの作品はいくつか見たけど、戦争ものはこれが初めてでした。戦争アクションは好きなジャンルなので、基本的には第二次世界大戦とかベトナム戦争が題材のノンフィクションしか見ないんだけど、グレナダ侵攻は実際の出来事だし ものは試し…という感じで見てみて良かった!!派手なアクションや、戦地でのピリピリした神経戦の場面こそ少なかったけど、部下たちの成長ぶりが 男同士ならでは…というジンとくるもので、少し長めのはずだったのに いつの間にかのめり込んでしまって、あっという間に終わってしまう面白さでした☆

★★★★☆ ハートブレイク・リッジとグラントリノの関係性…

クリント・イーストウッドが、マリオ・ヴァン・ピープルズをはじめとする、だらけきった海兵隊員達を叩き直して一人前に鍛え上げていく物語。考えてみると、本作から22年後に公開されたイーストウッド作品の『グラントリノ』も、モン族のタオを一人前の男に育て上げていく同じようなストーリー展開ですね。個人的には、古き良きアメリカの男が持つ魂を次世代の若者に受け継ぐというのは、イーストウッド作品の流れの一つにあると感じています。その中でも単純に白人に受け継ぐのではなく、本作で言えばマリオ・ヴァン・ピープルズ演じるスティッチは黒人ですし、グラントリノのタオはアジア系と、アメリカ男の魂は人種なんかに関係なく受け継ぐことが出来るんだよ。と言われている様な気になりました。話が進む中で、ハートブレイクリッジという言葉が持つ意味が分かるシーンも好きですし、スエードに「一人前の海兵にしてやる」と告げるシーンも好きですし、だらけた海兵達を見回す苦虫を嚙み潰したようないつものイーストウッドの顔も大好きなのですが、個人的にはフェイスペイントを施したイーストウッドのカッコよさは最高です。古参の軍曹としての歴戦の勇者感が漂っていました。ときどき、イーストウッドの作品を見返してみると、また新たな発見があって嬉しくなれるから、見返すことを止められないところがイーストウッドの魅力の一つではないでしょうか。

作品の詳細

作品名:ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場
原作名:Heartbreak Ridge
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジェームズ・カラバトソス
公開:アメリカ 1986年12月5日、日本 1987年1月17日
上映時間:130分
制作国:アメリカ
製作費:1500万ドル
興行収入:1億2100万ドル
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