スリラー

恐怖のメロディ

女の心を蝕んだ愛の孤独、情事の終わりに憎悪の刃が光る

ストーリー:デイヴ(クリント・イーストウッド)はカリフォルニアのモントレイ半島で最も人気のあるラジオDJで、毎日多くのリクエストを受けている。中には彼が番組を始めると決まって『ミスティ』という曲をリクエストする女性もいた。ある日、彼は事務所代わりにしているバーでイブリン(ジェシカ・ウォルター)という女性と出会い、成り行きで一夜を共にする。実は、毎日『ミスティ』をリクエストしていたのは彼女だった。その夜以来、彼女はデイヴに対して常軌を逸した行動を取り始め・・・。

出演:クリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズ、ジョン・ラーチ、ジェームズ・マクイーチン、ドン・シーゲル、クラリス・テイラー、アイリーン・ハーヴェイ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ イドの暴走

クリント・イーストウッド初監督作品である本作は、現代でも後を絶たないストーカーによる被害を描いた映画です。しかしこの映画はストーカーの異常性を上手く描きつつも、ドロッとした恐怖映画にせず、あくまでライトに全体を構成していて観易いです。人間の精神構造は、イド・自我・超自我の三層で成り立っていると言われます。本能赴くままの欲求をイド、その調整役を自我、外部のことも視野に入れ、道徳的、倫理的に促す超自我。ストーカーとはまさに超自我が機能せず、自我さえもイドを抑えられなくなった精神状態なのでしょう。本作でストーカーとなる女性が毎晩ラジオ番組にリクエストしていたミスティ。あんなに美しい歌が恐怖のメロディになってしまうなんて、ほんと嫌だなぁと思いながら観てました。それにしてもクリント・イーストウッドは、俳優としても監督としても実に素晴らしいと思います。

★★★★☆ デビュー作は裏イーストウッド?

マカロニ・ウエスタンをはじめとした、男気が匂い立つような映画にばかり主演していたクリント・イーストウッドが初めて監督したのは、女ストーカー・イブリン(ジェシカ・ウォルター)に追い回されるラジオDJデイヴ(クリント・イーストウッド)の恐怖を描くサスペンス。低予算ながらツボを押さえた展開で飽きさせない。次第にエスカレートしていくイブリンの異常性格と、それに翻弄されるデイヴの追いつめられていく姿を、男根主義、俺様根性を前面に出すこともなく、終始落ち着いた演出で描く。舞台となるカリフォルニアの田舎町の寂れた風景も気だるい感じを出していて効果的。この映画で監督としての才能を存分に見せつけた後、代表作『ダーティーハリー』に出演するのだからたいしたものだ。

作品の詳細

作品名:恐怖のメロディ
原作名:Play Misty for Me
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョー・ヘイムズ
公開:アメリカ 1971年11月12日、日本 1972年4月22日
上映時間:108分
制作国:アメリカ
製作費:95万ドル
興行収入:1000万ドル
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