ドラマ

気まぐれな狂気

キーファー・サザーランドが監督・主演を務めた異色のバイオレンスアクション

ストーリー:刑務所帰りのレイモンド(ヴィンセント・ギャロ)と愛人アディは、キレたギャング、カーティスたちに誘われて、簡単な強盗を決行するが、手違いから潜入警官を射殺してしまう。大量の麻薬を強奪して逃亡する彼らを、ギャングと麻薬捜査班の両方が追いつめていく・・・。

出演:ヴィンセント・ギャロ、ミケルティ・ウィリアムソン、キーファー・サザーランド、ケヴィン・ポラック、キム・ディケンズ、グレイス・フィリップス、ジェームズ・マクダニエル、マーティン・シーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 止まらない狂気、膨らむ狂気

キーファー・サザーランドが初監督したバイオレンス・アクション。主役はビンセント・ギャロ。あちこち出てくる俳優ではないぶん、新鮮でよかった。脇に回ったキーファー・サザーランドの短気で凄みのあるキャラクターは狂気そのもの。出演者全てのキャラクターが見事に描かれており、キーファーの演出力は本物。大いに見ごたえのある作品だった。転がり落ちるように膨らむ狂気。細部は異なるものの、話の流れから、どうしても「ボニー&クライド」を思い出す。

★★★★☆ やたら致命的な調べ どいつもこいつもキスしたくなる また、そうされるべきだし

1997年公開のアメリカ映画。『24』のジャック・バウアーでおなじみのキーファー・サザーランドの初監督作品。自身もメインで出演してるけど、あえて主演と言うならヴィンセント・ギャロの方だろう。さてこの一本、しょっぱなの展開からしていかにも痛快タッチのバイオレンスものが繰り広げられるのかと思いきや、しみじみドラマなの。90年代のこの手の映画を語るならやっぱりタランティーノ。しかしここにはタランティーノ的な華やかで遊び心あるセンスや、計画された独創性はない。なんか垂れ流しなんだ。偉大な垂れ流し。それによってじわじわ出てくる人間性、そしてもはや恋愛映画ですらある。展開の副作用が激しすぎる。それを醸し出すキャストがいいの。特にゴードンを演じたケヴィン・ポラック。もちろん白じゃないが、黒とも言い切れない流れに身を置かれたときの感覚。しっくり演じてる。それにしても等しく愛したいじゃないか。愛されたいじゃないか。現にそこにいるんだから。なんら共感できるはずがないのに何故か沁みてくるんだね。あとはサーを演じたマーティン・シーンの凄味。。でもやっぱり、なんだかんだで一番はカーティスを演じたキーファー・サザーランドだよお。本当にいちいちケバケバしいのに、透明な空気に包まれた男。目もくらむ勢いで愚かしさを蔓延させてく。。あんまりしっくりしてしまった。嵌まり役と言えばそうだが、これほど嵌まってしまった奴を未だかつて見たことがない(笑)。どうにでも演じれるところが魅力なのかも。その極致。口実がそのまま主題だから。で、結末はさ、火を見るより明らかでしょ。。でもそんな事実はひとまず脇においてね、ただ切ないラスト。あの一瞬を繰り返し何回もみちゃうよお。切ないのに。これがやっと手に入った永遠なんて。。さみしいよ

★★★☆☆ 割と普通に面白い映画。

特段、飛びぬけた部分は無いかとは思いますが、普通に楽しめる、映画らしい映画ですね。ギャロはもともと俳優としての演技力は高い人だと思いおますので、無難に役をしっかりと演じています。見ても見なくても損は無い、といった感じですね。

作品の詳細

作品名:気まぐれな狂気
原作名:Truth or Consequences, N.M.
監督:キーファー・サザーランド
脚本:ブラッド・マーマン
公開:アメリカ 1997年5月2日、日本 1998年8月
上映時間:106分
制作国:アメリカ
興行収入:12万ドル
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