長い眠りから解き放たれた未知の生命体。果たして人類に生き残る道は残されているのか!?
ストーリー:厳寒の地、南極。そこにある米国の南極観測隊第4基地。マクレディ隊員(カート・ラッセル)は、1匹の犬を執拗に追うノルウェー隊が混乱の末、自滅する様子を目撃し、医師コッパー(リチャード・ダイサート)らと調査を開始する。保護した問題の犬は、ごく普通の犬に見えたが、実は、未知の生命体が犬に擬態したものだった。やがて恐るべき本性を現わした生命体は第4基地にいた他の犬たちを殺害すると、なんと人間に擬態。隊員の中に紛れ込むと、隊員同士、疑心暗鬼に陥り・・・。
出演:カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、T・K・カーター、デヴィッド・クレノン、キース・デヴィッド、リチャード・ダイサート、チャールズ・ハラハン、リチャード・メイサー、ドナルド・モファット
★★★★★ 極限の閉鎖環境でのミステリー
生き物をめぐる疑心暗鬼。生き物に地球が支配される怖さも感じるし互いを疑う人間模様もリアルで引き込まれる。カメラワークなど時代を感じる点もあるがそれが気にならないほどおもしろくあっという間に見られてしまう。心臓マッサージのあたりから一気に進んでいくラストは見ものだと思います。映像もきれいです。
★★★★★ 最高
閉鎖的な空間に閉じ込められた主人公たち。襲いかかる謎の敵。生き残った者同士の不信感。この映画のすごいところは、クリーチャーのデザインでビビらせるだけでなく、心底怖い「状況」を創りだしたことです。最近のホラー映画にはない要素です。ホラーやサスペンスが苦手な方はぜひ、騙されたと思って観てください。騙されますから(笑)。
★★★★★ 感染ウイルスの変遷
これらのホラームービーは、一見B級映画と揶揄する見方がある中で、この作品は、ストーリーの運び、意外性、特撮技術とアイデアと人間の心理を駆使し、最後まで息が着けない傑作と仕上がっている。いみじくも、今まさに世界を震撼とさせているコロナウイルスの得体の知れない恐怖感をオーバーラップさせる何かがある。流石はジョンカーペンター作品だ。自分が一生涯観る映画の中で、決して忘れる事の出来ない秀作であると確信する。
★★★★☆ 「THING」との対峙
ジョン・カーペンター監督作1982年公開のSFパニック映画である。パニック映画ではあるのだが、「THING」と対峙していくにつれ、仲間内が疑心暗鬼に陥っていく。彼の処女作である「ダーク・スター」も外部と連絡がとれない宇宙空間でのモンスターと対峙してき、彼らの内面にフォーカスしていく展開を描き出していた。本作もその流れにのっとっているといっていいだろう。「THING」それ自体は、本当に目を多いたくなるほどリアルであり、身の毛もよだつ存在感。ラストの終わり方も、たまらなくハードボイルドで、切ない。本当にいい映画である。
★★★★☆ 生き残りたくない!
最近になってこの映画を知り、観てみようと思いました。二十九歳、久しぶりに悲鳴を上げました。しかも二回。なんでしょうね、恐怖と同時に、懐かしさが甦ってきました。CGではないからでしょうか。映画館で観てたら、間違いなく漏らしていたでしょうね。生き残りたくないです。真っ先に死にます。
★★★☆☆ SF映画の傑作
歴代SF映画の傑作。映像は古びても、衝撃的な変身シーンは流石。ラストが辛くも余韻がある。
作品の詳細
作品名:遊星からの物体X |
原作名:The Thing |
監督:ジョン・カーペンター |
脚本:ビル・ランカスター |
原作:ジョン・W・キャンベル『影が行く』 |
公開:アメリカ 1982年6月25日、日本 1982年11月13日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:1900万ドル |
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