戸惑い追いつめられた2人の銀行強盗が、牙をむく
ストーリー:うだるような暑さのブルックリンの午後。楽観的で無計画な二人の男が銀行を襲う。リーダーのソニー(アル・パチーノ)とパートナーであり、後に問題を引き起こすサル(ジョン・カザール)。取り囲む警官隊、熱狂する群衆、騒ぎ立てるマスコミ、そしてピザの配達人までもが、事態を限りなくエスカレートさせていく。
出演:アル・パチーノ、ジョン・カザール、クリス・サランドン、チャールズ・ダーニング、ジェームズ・ブロデリック、ランス・ヘンリクセン、キャロル・ケイン、ジュディス・マリナ
★★★★★ 名作
実話ベースなだけにストーリーには見応えがあります。あれこれうまくいかない銀行強盗劇ですが、中だるみの部分はなく、話に引き込まれてしまいます。アル・パチーノの演技はさすがです。圧倒されてしまいました。ジョン・カザールも目立つ役ではないですが存在感があります。ゴッドファーザーの時とは全く違う二人の演技が観れて満足です。
★★★★★ 臨場感を感じる映画です!
実話から作られた映画だけあってある意味ドキュメンタリー映画のような感じもします。時間の経過とともに犯人たちと人質になった銀行員との間に微妙な感情のやり取りが湧いてくるのもおもしろいです。
★★★★★ 緊張感と安心感
メディアと群集心理、人質と犯人の心理、ベトナム帰還兵の精神状態,そしてゲイ問題。久々に観直してみると、実に様々な要素が冷静に描かれていたことに驚いた。かといって観る側を退屈させることなく,ブルックリンの蒸し暑い時間はゆっくりと過ぎていく。マフィアでも革命家でもなく、一人の追い詰められた男を演じるパチーノ。緊張感溢れる状況の中で、全編に流れる安心感。是非観直すことをお勧めする、秀作。
★★★★☆ 実話をもとにした話。
実話をもとにした犯罪映画ですが、主人公演じるアル・パチーノは、銀行強盗なのに、妙に物分りが良いし優しかったりします。劇中、人質もくつろいでました。まあ、緊張感のある場面ではきっちりと雰囲気が出ていますが。犯罪映画ではありますが、ショッキングな場面もそれほど無いので、血が嫌いな人でも大丈夫です。若かったアルパチーノが凛々しいです。
★★★☆☆ こんな銀行強盗にだれがした
恋人の性転換手術費用をかせぐため、強盗に入り立てこもることになった男とその相棒。おかしくもないから笑えない、緊迫というよりは切実、絶望的結末の予想、それでもアル・パチーノの熱演ぶりにはぐいぐい引っ張られました。はじめは、強盗二人はどこから見ても『ゴッド・ファーザー』のコルレオーネ家の次男フレドと三男マイケル(アル・パチーノとジョン・カザール)にしか見えない・・・話題性あるけど、なんというか残念というか面白いというか変な感じ、ゴッド・ファーザーと時期が近いだけにイメージが先にきてしまって兄弟でこんなチンピラになっちまって・・・と。が!しかし、また改めて見てみると、そうでもない!ストーリーに夢中!アル・パチーノのソニがカリスマ的パフォーマンスと意外な人間性で野次馬の一般市民どころか人質の銀行員まで味方につけてしまう、一見かっこいいようで所詮あわれなワンマンショー。そして、ここまでに至る家庭事情やいきさつなんかがわかってくるとますます悲しい。いつしか私も協力的銀行員の一人に・・・。映画「ソード・フィッシュ」でジョン・トラボルタのセリフにこの「狼たちの午後」の話題がありました。これには意味があるので、両方観るとおもしろいでしょう。
作品の詳細
作品名:狼たちの午後 |
原作名:Dog Day Afternoon |
監督:シドニー・ルメット |
脚本:フランク・ピアソン |
公開:アメリカ 1975年9月21日、日本 1976年3月6日 |
上映時間:125分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3500万ドル |
興行収入:5600万ドル |
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