もうここから逃げられない !
病院内でゾンビ化してしまった患者たちが人々に襲い掛かるホラー
ストーリー:ジャックは妹のリリーが入院している病院に不審を抱き、彼女を脱出させようと潜入を試みる。だが、そこでは邪悪なドクターが患者の肉体を使って人体実験を繰り返しており・・・。
出演:ジェシー・メトカーフ、キーリー・サンチェス、ピーター・ストーメア、ケヴィン・サスマン、オリヴィア・マン、エヴァン・パーク、カーラ・ギャロ
★★★★★ 良質B級ホラー
なかなかストーリーや設定がしっかりしていて、観ていて飽きませんでした。 死者が生き返って人を襲うゾンビではなく、精神病患者に実験を繰り返して偶発的に発生した“異常摂取者”(とでも呼べば良いか?)から、内部からの脱出が困難な精神病院からの脱出する話です。 自分は医療福祉に携わる仕事をしているので、精神病患者様方に失礼な印象を与えてしまう恐れがあるのでは…と迷いましたが…あまり人道的な映画ではありませんが、ストーリーやら設定やら演技力や演出等々からホラー映画好き、または ゾンビ物好きにはオススメします。 ただ、死者が動き出して生きる者を襲う“ゾンビ”ではないです。
★★★★★ これは怖い映画だ。
邦題で「ゾンビ」とついてるが、相手は薬で攻撃本能がむき出しになった人間。人間だから、頭部に限らず、普通に撃ったり刺したり殴ったりすれば倒れる。しかし、精神病患者の隔離病棟ということで、簡単には出らない構造が、主人公たちの脱出を阻む。追い詰められる恐怖、先に何が待ち構えているかわからない恐怖がよく演出できている。足が速くて知能もあって武器まで使う人食い集団に、脱出困難な病棟内で追い詰められるという洒落にならない緊迫感と怖さがある。元凶となる薬を開発した医者のマッドサイエンティストとしての怖さも尋常ではないし、人間が人間に引き裂かれて食われる描写もかなり力の入ったグロい出来だ。特に、患者に生きたまま腕を食いちぎられた女性スタッフの描写がとてもリアルで痛々しい。応急処置をして寝ているところを再び襲われ、ちぎれた腕の傷口からかぶり付かれるという凄惨さ。この女性、はぎ取られたパンティを口に押し込められて半ばレイプという形でセックスするというちょっとエロティックな場面も披露してくれる。大事な部分の露出はないけど。代わり (?) に露出を担当してくれるのは主人公に異常な執着を見せる、人食い化した女性患者。上半身裸で乳房丸出しという姿で追ってくるが、怖さが先だって、あまりエロさは感じない。マイナーな映画だが、ストーリー・演出・残酷描写、どれをとっても非常に怖い映画。ホラー映画はこうでなくっちゃ!
★★★★☆ 前半部が惜しい。。
前半部がやや退屈な展開で、これゾンビ出て来ないんじゃないかな(正確にはゾンビではないが)と思ったほど。良い意味でゾンビは出て来なかったけど、後半部は近年のゾンビ映画を圧倒するおもしろさがあった。死者が蘇るゾンビ映画とはひと味違う怖さ。精神病棟ゆえ脱出しづらい造り、というシチュエーション設定も見事。前半部のテンポが、もっとグイグイ引きこまれていく展開であれば★5の映画となったかも知れない惜しい映画であるが好きな映画の1本となった。
★★★☆☆ ゾンビじゃないよ!
タイトルにゾンビと記されているが、あくまで薬物投与の人体実験のせいで人喰い化とした患者たちなんで。。その豹変ぶりは中盤から、後半は待ってましたと言わんばかりの修羅場となる! 確かにB級作品だが十分楽しめるホラーでゾンビじゃないとこが本作のミソだ。約90分という程良く観やすい時間とストーリー展開も良かった。
★☆☆☆☆ ゾンビ感でブチ壊し
正常でも異常とされて抜け出すことのできない精神病院。医師と患者の区別がつかないイカレた状況からの「脱獄」という、そ〜いう社会派サスペンスか・・・と思わせながら、後半ではまるでゾンビ映画になっちゃうマヌケさに失笑である。襲ってくる患者たちを包丁で刺してやっつけて、白い病院の廊下が血まみれになるスプラッターな映画なのだ。それなりにテンポの良い映画で、他の入院患者たちのマッドネスな表現も良いし、無駄なシーンもなくストーリーは進んでいるんだけど、後半のその不条理感でブチ壊しになっているなぁ。それにしても、リリーの病状がなぜか回復しちゃっていて、正常な行動を取ってジャックと一緒に逃げているのが納得できん。
作品の詳細
作品名:ゾンビ・ホスピタル |
原作名:Insanitarium |
監督:ジェフ・ブーラー |
脚本:ジェフ・ブーラー |
公開:アメリカ 2008年6月15日 |
上映時間:89分 |
制作国:アメリカ |
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