アメリカで実際に起きたクラウス・フォン・ビューロー事件を大胆にも映画化した超一級サスペンス!
ストーリー:ある日、ユダヤ人教授アラン・ダーショウィッツ(ロン・シルヴァー)は、大富豪のクラウス・フォン・ビューロー(ジェレミー・アイアンズ)から、妻のサニー(グレン・クローズ)の殺害を企て、植物状態にしたという罪で懲役30年の有罪判決となった彼の弁護の依頼を受ける。上流階級のクラウスに対して反感を抱いていたダーショウィッツだったが、事件の真相を追ううちに、意外な真実が浮かび上がっていく・・・。
出演:ジェレミー・アイアンズ、グレン・クローズ、ロン・シルヴァー、アナベラ・シオラ、フィッシャー・スティーヴンス、クリスティーン・バランスキー、ジャック・ギルピン、フェリシティ・ハフマン、トム・ライト
★★★★★ 罪を犯したのか。
ジェレミー・アイイアンズの冷徹な表情がこの作品のみどころ。いかにもワル。社会的に疑いの目を向けられていながら、主人公には少しの自信の揺らぎもない。しかし彼の言動行動は「計算ずくの計画的犯罪」のにおいがする。一方で彼が犯人と言い切れる証拠の類はひとつとして出てこない。「白」の結論を導き出すよう依頼を受けた弁護士が、真実を追いつつ「白」に導こうと苦労を重ねる。心理サスペンスの色合いが濃い重厚な作品。
★★★★★ 何事も白黒はっきりさせたい人には無理かも
ジェレミー・アイアンズがうまく演じていて、限りなく黒に近いけれど、有罪にはならない。しかし、彼を弁護した弁護士でさえも完全に無罪を信じている訳でもない。結局、真実はわからないままで、観た人の判断に任せるしかない。そこでモヤモヤする人もいるかもしれませんが、人生には白と黒しかない訳ではないので、これはこれで面白いと思いました。
作品の詳細
作品名:運命の逆転 |
原作名:Reversal of Fortune |
監督:バーベット・シュローダー |
脚本:ニコラス・カザン |
公開:アメリカ 1990年9月12日、日本 1991年2月2日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ |
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