戦後を生き抜く母と子の姿を通して、皮肉をちりばめながら、さまざまな社会的世相を描いていく
ストーリー:看護婦のジェニー(グレン・クローズ)は、男には束縛されず子供だけが欲しいという思いから、病院に運び込まれた傷病兵と一方的にセックスする。やがて生まれた子供はガープと名づけられた。思春期を迎えた学生ガープ(ロビン・ウィリアムズ)は、所属するレスリング部のコーチの娘ヘレン(メアリー・ベス・ハート)に恋をする。だがある日、ジェニーとガープは突然ニューヨークへ発ってしまう。親子は揃って小説家を志すようになり、ジェニーはウーマン・リブのベストセラー作家となる。ガープも作家の才能が開花し、へレンと結婚。子供も授かり、順風満帆な人生を送るかにみえたのだが・・・。
出演:ロビン・ウィリアムズ、グレン・クローズ、ジョン・リスゴー、メアリー・ベス・ハート、ヒューム・クローニン、ジェシカ・タンディ、アマンダ・プラマー、スージー・カーツ
★★★★★ life is beautiful
キツくて辛いこともあれば、最高にハッピーなこともある。人生山あり谷あり。辛いことあっての幸せ。表裏一体。当たりもあればハズレもある。辛さがあればこそ幸せを実感できる。失って実感できる大事なもの。喪失と再生。毎日無事でいられること、家族とともに過ごせること、友人と他愛のない話ができること、毎日帰る家があるということ、常に複数の選択肢があるということ、ありがたいと思う感謝の気持ちを感じられること。結局人生は最高だとガープの世界は教えてくれる。
★★★★★ ひとの一生って
僕のベスト映画の一本です。ラストのガープの台詞が頭にこびりついて離れません。すごい台詞じゃないんだけど、当時高校生だった僕にはとても新鮮に感じられ、すごく感動したのを覚えています。きっとひとは思い出とともに年をとって行くんだなーとこの映画を見ていると感じます。ショッキングなエンディングのわりに見終わった後にとても幸せな気分になったのは僕だけでしょうか?ジョージ・ロイ・ヒルの映画はどれも好きですが個人的にはこれが一番好きです。あくせく働いているみなさん、是非この映画をみてみてください。きっと明日からすこしやさしくなれると思います。
★★★★☆ 人生☆
ガープの人生を映し出すかたちで、物語は次々といろいろなことが起こっていきます。脈絡や突拍子がなかったり、アクの強い登場人物達がいたり、コクのあるエピソードばかりなのですが、いちいちド派手なズームアップがないおかけで、とても自然な形で見ることが出来ました。気難しくもなりそうなのに、ぜんぜん“説教”的じゃなくって、でも、“人生のイロハ”が詰まったような深みが感じらました。極端なようですが“人生”がよく描かれていると思います。独特でどこか優しい余韻が残りました。始まりと終わりもとても素敵ですね。
作品の詳細
作品名:ガープの世界 |
原作名:The World According to Garp |
監督:ジョージ・ロイ・ヒル |
脚本:スティーヴ・テシック |
公開:アメリカ 1982年7月23日、日本 1983年10月15日 |
上映時間:136分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1700万ドル |
興行収入:2900万ドル |
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