『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が、チェチェン紛争を舞台に描いた戦争ドラマ
ストーリー:1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪するハジ。彼のような子供さえもロシア軍は容赦なく攻撃していた。だが、そんなロシア兵たちも初めは普通の青年だった。音楽と自由を謳歌していたコーリャも、異常な訓練で人の心を失っていく。戦火を逃れ街へたどり着いたハジは、EUに勤めるフランス人のキャロルに拾われる。自分の手では何も変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。ハジは声を取り戻し、生き別れた姉弟と再び会うことができるのか?
ストーリー:ベレニス・ベジョ、アネット・ベニング、ユーリー・ツリーロ、マキシム・エメリヤノフ、アブドゥル・カリム・ママツイエフ、ズクラ・ドゥイシュビリ、レラ・バガカシュヴィリ
★★★★★ 戦争の真実を伝えてくれる秀作です。
世界が隠蔽している戦争の真実を伝える秀作です。こんなことが、未だに世界で繰り広げられているかと思うと、何もせずには居られなくなります。戦士にさせられた側、被害にあった側からの視点で淡々と描いています。戦争を起こす国家。正義の名の元に。許せません。地獄です。皆が不幸になるだけなのに。素晴らしい映画です。深く、深く、魂に染み入ります。
★★★★★ 涙が止まりません。
エンディングが両極端で複雑な思いを余韻に残した数少ない秀作。内戦で身内と離ればなれになってしまったうえ、ショックで失語症になってしまう10才位の少年と、道端でマリワナ吸っているのを警察に見つかり、戦争に駆り出される18~19才の青年の話を淡々と語り継ぐストーリー。音楽は殆どなく、俳優さんの目力に圧倒されました。唯一のビージーズの音楽が流れるシーンがありますが、音楽に合わせて踊れない10才のハジ君が切なくて涙が止まりませんでした。戦士にさせられた青年はどんどん戦争を目の当たりにして人間らしさを失っていく様を淡々と描いて行きます。つくづく戦争はあってはいけないと思わされる素晴らしい作品です。NGOの役でアネット ベニングが出ていて素晴らしい演技を見せてくれました。年を重ねても素敵でした。(*^O^*)
作品の詳細
作品名:あの日の声を探して |
原作名:The Search |
監督:ミシェル・アザナヴィシウス |
脚本:ミシェル・アザナヴィシウス |
公開:フランス 2014年11月26日 |
上映時間:160分 |
制作国:フランス、ジョージア |
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