もう一度、笑いあえる“人生”を見つけよう
ストーリー:自己中心的で変わり者の不動産エージェント、オーレン・リトル(マイケル・ダグラス)のもとに、突然、疎遠になっていた息子から、存在さえ知らされていなかった孫娘(スターリング・ジェリンズ)を預かってくれと頼まれる。9歳の少女の面倒などどうやって見ればよいのかわからない彼は、責任感が強く愛嬌のある隣人のリア(ダイアン・キートン)に助けを求め、奇妙な3人の生活が始まる中、頑固者のオーレンは少しずつ家族、リア、そして人生に心を開いていく・・・。
出演:マイケル・ダグラス、スターリング・ジェリンズ、ダイアン・キートン、ロブ・ライナー、スコット・シェパード、アニー・パリッセ、アルバート・ジョーンズ、ヤヤ・ダコスタ、フランシス・スターンハーゲン
★★★★★ 三回目を見てもやっぱり心温まる映画です。
周りを毛嫌いし寄せつけないひねくれたマイケルダグラスの演技が絶妙な憎たらしさでおもしろかった。ダイアン・キートンの未亡人の役はアパートの仲間に囲まれながらも、どこか寂しい老婦人に見えました。でも、反発し合ってたふたりの心がだんだん信頼と尊敬と愛情のような、なくてはならない存在になっていくうちに、ただの老婦人からキラキラ恋をした女性になっていく代わり映えが、ダイアン・キートンだからこその演技だと思います。一方のマイケル・ダグラスも彼女への恋心に自分自身で気づいていく不器用な様が、可愛くて憎めないです。どんどん周りの人たちとの係わり合いによって穏やかに、思いやりを持てるおじいちゃんになっていく姿にキュンとなりました。笑いながら見れる安心できる作品で大好きです。
★★★★☆ 優しさを取り戻す物語
とても心のあたたまる映画でした。自分勝手な偏屈な老人に見える主人公も、きっと根は優しい気配りの出来る人だったのだろうと思えます。突然現れた孫娘(これがまたとんでもなく可愛い)に戸惑いつつ、隣人の女性と少しずつ親交を深めていき忘れかけていた優しさを取り戻していきます。孫娘を厄介払いしようとしていたオーレンですが、受け入れると決めてからのオーレンの活躍ぶりはとてもイキイキしていたと思います。彼が建てた「リトル・シャングリラ(リトルの理想郷)」と自身の名を付けたアパートは住居者同士が交流を深めやすいような建物で、彼も本来はそういった関係性の中で生活することを望んでいたのかなぁと思いました。その輪に入れない自分に無意識に苛ついていたのかもしれません。それが更に意固地になる原因となって住居者と相反する要因となっていたにも関わらず。本作品の最後、きっと彼は自身が描いた理想郷の中にいたのだと思うと、観ているこっちも幸せな気持ちで見終わることが出来ました。
作品の詳細
作品名:最高の人生のつくり方 |
原作名:And So It Goes |
監督:ロブ・ライナー |
脚本:マーク・アンドラス |
公開:アメリカ 2014年7月25日、日本 劇場未公開 |
上映時間:94分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1800万ドル |
興行収入:2500万ドル |
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