大都会で錯綜する男女の愛を小粋に描いた恋愛劇
ストーリー:仕事や年齢その他もろもろに悩み疲れはてた中年TVライターのアイザック(ウディ・アレン)。二度目の妻ジル(メリル・ストリープ)はレズの愛人と暮らして別居中。今の恋人は何と17歳の高校生トレイシー(マリエル・ヘミングウェイ)だが、友人の浮気相手であるジャーナリストのメアリー(ダイアン・キートン)に熱を上げてしまったり・・・。
出演:ウディ・アレン、メリル・ストリープ、ダイアン・キートン、マイケル・マーフィー、マリエル・ヘミングウェイ、ウォーレス・ショーン、マイケル・ドナヒュー、アン・バーン
★★★★★ モノクロの映像に浮かぶマンハッタンが美しい
ニューヨーカーの男女の恋愛模様を描いた映画だが、主人公はむしろマンハッタン。白黒の映像に浮かぶマンハッタンは美しいし、流れる音楽もしゃれている。結婚、離婚、不倫、恋愛、失恋に悩み傷つきながらも必死に生きている都会人を軽快に優しく、愛を込めて描いており、見ていて楽しく愛おしくなる作品だ。
★★★★☆ マリエル・ヘミングウェイが良い
冒頭のおかしなナレーションとガーシュウィンの曲の組み合わせが洒落ていて、終始白黒画面だったのは最初見た時びっくりしたけど今は30年代風でカッコいいと思っている。役者ではマリエルヘミングウェイが印象的だった。これがデビュー作だったようにも思うが、当時文豪の孫娘が見れるというので話題だったように思う。まだとても若くて可愛らしい喋り方をしているが、セリフの言い回しに透明感があり、映画の軸になるようなセリフもさらりと言ってのけるような大物感があった。この映画の名を聞くたび彼女のことを真っ先に思い出す。容姿がモノクロ画面に似合っていたからかもしれない。
作品の詳細
作品名:マンハッタン |
原作名:Manhattan |
監督:ウディ・アレン |
脚本:ウディ・アレン |
公開:アメリカ 1979年4月25日、日本 1980年2月23日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
製作費:900万ドル |
興行収入:4000万ドル |
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