ドラマ

オンリー・ゴッド

その復讐は 神への挑戦

ストーリー:タイのバンコクでボクシングジムを経営するジュリアン(ライアン・ゴズリング)の兄がレイプ殺人を起こし、被害少女の父の報復を受けて惨殺された。麻薬組織に君臨する母クリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)は溺愛する長男の訃報に怒り狂い、ジュリアンに復讐を命じる。だが、不気味な元警官チャン(ヴィタヤ・パンスリンガム)が二人を処刑しようと立ちはだかり、死の神に導かれ出会った者たちは壮絶な血戦に身を投じていく・・。

出演:ライアン・ゴズリング、クリスティン・スコット・トーマス、ヴィタヤ・パンスリンガム、トム・バーク、ラータ・ポーガム、ゴードン・ブラウン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 人を殺してカラオケに興じる。

それだけの、ほんとうにそれだけの映画なのに、どうしてこれほどまでに僕の心を震わせるのか。

★★★★☆ ジワジワくる世界観

タイ人のオヤジが圧倒的な力で悪を裁く、というだけの話。セリフを最小限しか使わず表情を全く変えない演技にはじめは不気味さを感じるが、次第に視線や仕草だけで登場人物がどんな感情が渦巻いているかが伝わってくる。にも関わらず、人物一人一人は視線が定まってなくなにを見ているのかわからない。唯一、処刑執行した後のオヤジがカラオケを歌うシーンでのみ、涙を溜めたように目を潤ませて表情の演技をしているのが興味深い。万人には全く進められなく面白いとも言いにくいが、珍しい映画体験であることは確かだ。

★★★☆☆ 『ドライヴ』を買おう

『ドライヴ』で痺れまくってこちらも視聴。いきなり結論を申し上げると、『ドライヴ』のほうが100倍くらい良いです。ジャケットがゴスリングだけに彼が主役かと思ったら、タイ人の警部さんが完全メインです。警部さんの語らない、硬質な生き様は魅力的なのだが、ゴスリングが正直キャラが弱い。暴力だけに集中するならゴスリングも半端なくヤバイ奴として描いてくれないと、主役二人の激突が盛り上がりに欠ける。象徴的シーンも入れることは悪くないけど、あんまり上手くないかな。『ドライヴ』の暴力描写の使い方の上手さにも正直届いていない。

作品の詳細

作品名:オンリー・ゴッド
原作名:Only God Forgives
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
公開:デンマーク 2013年5月23日、日本 2014年1月25日
上映時間:90分
制作国:デンマーク、フランス
製作費:480万ドル
興行収入:1000万ドル
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