従来ハリウッドではタブー視されていた麻薬中毒というテーマにO・プレミンジャー監督が真っ向から挑戦
ストーリー:警察の手入れにあって捕まり、麻薬中毒患者用の治療施設で半年間過ごした、カード・ディーラーの名手フランキー(フランク・シナトラ)が、シカゴの町に舞い戻ってくる。彼は昔の生活とは縁を切り、ドラマーとして人生の再出発を切る決意を固めていたが、車椅子生活の妻ゾシュ(エリノア・パーカー)はそれを喜ばず、“黄金の腕を持つ男”と称されるほどのフランキーのトランプ賭博の腕前を、かつての悪友たちがみすみす手放すわけもない。かくして彼は葛藤に苦しみ・・・。
出演:フランク・シナトラ、エリノア・パーカー、キム・ノヴァク、シェリー・マン、ショーティ・ロジャース、ダーレン・マクギャヴィン
★★★★☆ The Man with the Golden Arm
当時のアメリカ社会問題でもあった麻薬の恐ろしさを映画化した話題作。主演のシナトラは1953年『地上より永遠に』でアカデミー助演男優を受賞し、その貫禄の演技を二人の個性派女優が旨く盛りたてている。麻薬の禁断症状や車椅子の女性などミステリアスなサスペンスが繰り広げられる衝撃なドラマ展開に息を呑むほどです。シナトラはこの作品で1955年アカデミー主演男優にノミネートされている。そんなシナトラの熱演にご期待ください。
作品の詳細
| 作品名:黄金の腕 |
| 原作名:The Man with the Golden Arm |
| 監督:オットー・プレミンジャー |
| 脚本:ウォルター・ニューマン、ルイス・メルツァー |
| 公開:1955年12月15日 |
| 上映時間:119分 |
| 制作国:アメリカ |
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