スリラー

リンカーン弁護士

大ベストセラー<マイクル・コナリー原作>極上のサスペンス・エンターテインメント!

ちょいワル弁護士のミック・ハラーを演じるのは、自身も弁護士志望だったマシュー・マコノヒー。物語最大のミステリーである“奇妙な依頼人”ルイスにただならぬ存在感をもちこんだライアン・フィリップ、ミックの元妻で検事役にアカデミー賞女優マリサ・トメイ、ミックの相棒に曲者アカデミー俳優ウィリアム・H・メイシーがそれぞれ扮し、映画の味わいを一層深めている。ハリウッド最有望俊英のブラッド・ファーマン監督が独自の感性で描き出し、濃密なスリルあふれる「本物」エンターテインメントが完成した。

ストーリー:高級車リンカーンの後部座席をオフィスにL.A.中の法廷を駆けめぐるミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は、金次第で麻薬売人や売春婦の容疑を晴らす敏腕弁護士。ある日、資産家の御曹司ルイス・ルーレ(ライアン・フィリップ)が女性への殺人未遂容疑で告発され、弁護を担当することに。楽勝で高額な報酬にありつけると勇むミックだったが、過去にミックが弁護を担当した別の殺人事件の真犯人がルイスではないか、という衝撃的な疑惑が浮上。ルイスの身辺を調べ始めたミックの周りにルイスの魔の手が迫り、やがて危険はミックの元妻マギー(マリサ・トメイ)や娘にまで及び始める。自分が用意周到な罠に嵌められたことを悟ったミックは、弁護士として、父親として人生最大の危機に瀕していくのだった・・・。

出演:マシュー・マコノヒー、マリサ・トメイ、ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー、ジョシュ・ルーカス、ジョン・レグイザモ、マイケル・ペーニャ、ボブ・ガントン、フランシス・フィッシャー、ブライアン・クランストン、マイケル・パレ、マルガリータ・レヴィエヴァ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 面白かった!!

タイトルは正直パッとしないが中身は最高!程よいサスペンス感、だまし合い、裏切り、信頼が不快感を持たせない。最後はスッキリ!

★★★★★ 面白かった

弁護士の仕事は疑うことなんだなと思いました。警察、検察を疑い、証拠を疑い、何より依頼人を疑う。「みんなやってないと言う」というセリフが重かったです。

★★★★☆ 第一級のサスペンス映画の傑作

タイトルの『リンカーン弁護士』は観る側に間違ったサジェスチョンを送っているようで、面白そうだけどすぐ観ようとは思わなかった作品。ブラッド・ファーマン監督がこの後に撮った『潜入者』が無茶苦茶面白かったので何の気なしに観たらこれがまた面白い。車のリンカーンは小道具に過ぎず、法廷スリラーの王道を行く展開には夢中になれた。依頼者間隠匿特権を悪用される脚本には多少の無理はあるが、マシュー・マコノヒ―演じるミックが自分の信条に従って行動する様が小気味よく、テンポよく進む演出も冴えわたっている作品だ。アメリカの法廷モノとしてとっつきにくいと思われる人も多いと思われるが、軽快なテンポでわかりやすい内容なので物怖じすることなく観て欲しい。第一級のサスペンス映画としておすすめする。

★★★☆☆ 成りきれていない

的が絞れていない、が一番の印象。ストーリーも展開もなかなか面白いのに、大した印象を残さない。冷酷非道で切れる悪徳弁護士な冒頭の印象は、途中で真逆になる。後半でまた思い出したかのように戻るのだが、その心証を裏付ける根拠が薄い。ここは思いきるのに、なぜあそこは頑なに守るのか?の肝心な理由付けが為されていない。彼の理念としてある父親の言葉も説得力に欠ける。途中山場のような場面が、小山のようにちょこちょこあるので、ドンデン返しを期待するのだが、それもなし。フランク殺しの真犯人の線は意味の無い盛り込みで、かえって練り込み不足と下手さが目立つ形となってしまった。つかみの悪徳弁護士キャラが大きく期待を持たしてくれただけに、この展開はとても残念。

作品の詳細

作品名:リンカーン弁護士
原作名:The Lincoln Lawyer
監督:ブラッド・ファーマン
脚本:ジョン・ロマーノ
原作:マイクル・コナリー『リンカーン弁護士』
公開:アメリカ 2011年3月18日、日本 2012年7月14日
上映時間:119分
制作国:アメリカ
製作費:4000万ドル
興行収入:8700万ドル
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