僕は僕でしかいられない
ひとりの少年の告白により、アメリカを驚愕させた“衝撃の事実”とは? NYタイムズ紙のベストセラーに選ばれ、全米を揺るがせた[実話]を映画化
ストーリー:アメリカの田舎町。牧師の父と母のひとり息子として愛情を受けながら、輝くような青春を送ってきたジャレッド監(ルーカス・ヘッジズ)。彼は、あるきっかけから自分が同性愛者であることに気づく。戸惑った両親は矯正セラピーへの参加を勧めたが、それは、[口外禁止]だという驚くべきプログラム内容だった。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす・・・。
出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、マデリン・クライン、チェリー・ジョーンズ、フリー、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン、ジョー・アルウィン、エミリー・ヒンクラー
★★★★★ 言葉の背後にある心理描写の演技や見せ方に魅せられました
映画で題材にされているのはLGBTや宗教(厳格な牧師の父、矯正施設など)だけれど、LGBTでなくても無宗教でも、日本の毒親や学校にも通じるものが多いのではないか? と感じました。〝正しい〟ことの優位性と罪悪感、経済的圧力、登場する大人達の話術、役者さんの演技や見せ方等々‥細部まで行き渡っていて、かなり見応えがありました。〝正しい〟言葉や行動の背後にある人の圧力的心理描写が素晴らしかったです。
★★★★★ 生きるということ
何も考えずに観たい作品かなと思いました。途中で同性愛のテーマの作品だと知っても何も考えずに観ました。私自身、偏見も持っていなければキリスト教徒でもないです。家族内のそれぞれの葛藤と社会の問題。悩みながらも自分らしく生きようとした少年、愛をとった両親。愛には様々なかたちがありますが、苦しんで消えてしまうより偽ることなく生きることを選んだ少年に涙しました。素敵な作品だと思います。
★★★★☆ アメリカ社会がこういう罪を犯していたということ
同性愛に目覚めること、自分をありのままに受け入れること、こういう事が「神の愛に背く、罪深いこと」という観念を強制し「改心」させようとする施設。こうした施設や、それを認める社会こそ罪深い。ある意味、オーム真理教などの「洗脳」行為に似た趣があると思い、怖くなった。犠牲になった若者たちがとても気の毒だと思う。この映画でも、ひたすらニコール・キッドマンがかっこいい。
作品の詳細
作品名:ある少年の告白 |
原作名:Boy Erased |
監督:ジョエル・エドガートン |
脚本:ジョエル・エドガートン |
公開:アメリカ 2018年11月2日、日本 2019年4月19日 |
上映時間:115分 |
制作国:アメリカ、オーストラリア |
製作費:1100万ドル |
興行収入:1100万ドル |
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