末期ガンを宣告された男が、残された命を懸命に生き抜く人間ドラマ
ストーリー:PR会社を経営する36歳のボブ(マイケル・キートン)は突如、医師に末期がんと診断される。ボブは妻ゲイル(ニコール・キッドマン)のお腹の中にいるわが子にメッセージを残そうと、家庭用ビデオカメラに向かって自分の思いを語り始める。だがボブは並行して精神状態が不安定になっていったため、ゲイルの誤解を招き、彼女は寂しさをつのらせていく。そんなボブはゲイルの勧めで、中国人の精神治療師ホーのカウンセリングを受けるが、次第に死の恐怖を意識するようになり・・・。
出演:マイケル・キートン、ニコール・キッドマン、ハイン・S・ニョール、マイケル・コンスタンティン、レベッカ・シャール、ブラッドリー・ウィットフォード、クィーン・ラティファ、トニ・ソーヤー、リチャード・シフ
★★★★★ 激しく心に響く映画
マイケル・キートン、ニコール・キッドマンの安定ある演技があるからじっくり観れます。どのシーンが泣けると言うんじゃなくて、映画全体「家族愛」を表現していると思うんです。妻は夫に、夫は産まれてくる子や妻に心を開き、自分の過去と向き合う事で自分を知り、不仲だった家族をも取り戻す。。。そんな誰もが互いに受け入れ、愛し合い、そして支えあう。その行く末には彼(夫)はいないけれど、彼がいた事は過去と向き合った「ビデオ」として残ってる。そのビデオで息子は父の愛を知る・・・。そんな悔いの無い人生を送りたいと思わせてくれる映画です。耐えられず声をあげて泣いてしまうシーンは、死期が近くなった夫の家族が訪問してくるシーンからずっとです。父親が息子のヒゲを剃るシーンはたまりません。そしてついに予想していた事が起きてしまった後、少し育った息子がビデオを見て言う台詞に全ての悲しみが吹っ切れて、前向きに進んで行けそうな、行ってくれると信じれる終わりになっていると思います。是非お休み前夜にご覧になられる事をお勧めします。
★★★★☆ 死から生きることを学ぶ。
主人公は死を迎えて初めて自分の人生を振り返る。失っていた家族の絆を取り戻し、会うことのない息子のために少しずつ父親としての自分を伝えようと努力していく。病気が進行し言葉が減っていく中で、主人公が今まで言えなかった感謝の気持ちや愛を、懸命に伝えようとしているのがひしひしとこちらにも伝わってきて思わず涙が出ます。主人公の父親が主人公のヒゲを剃るシーンはやはり見ていて泣いてしまいます。生きる意味を考えさせてくれる映画です。
作品の詳細
作品名:マイ・ライフ |
原作名:My Life |
監督:ブルース・ジョエル・ルービン |
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン |
公開:アメリカ 1993年11月13日、日本 1994年2月26日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:5400万ドル |
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