第二次世界大戦後のパリを舞台に、戦争という現実に背を向けながら愛に生きたひとりの女性・ギルダの波乱の半生を壮大な映像美と共に映し出す
ストーリー:1933年、英国の貧しい大学生ガイ(スチュアート・タウンゼント)は、上流階級の娘ギルダ(シャーリーズ・セロン)と一夜を共にする。しかし、ギルダはガイの愛の告白を受け入れることなく旅立っていく。大学を卒業したある日、忘れかけていたギルダからの手紙に導かれパリに渡ったガイは、写真家として華やかに暮らすギルダと再会する。しかし芸術活動への支援を目当てにパトロンとベッドを共にする事を止めない奔放なギルダ。彼女の望みはスペイン内戦を逃れてきた友人ミア(ペネロペ・クルス)、そしてガイの3人で暮らすことだった。迫り来る戦争の現実に背を向け、享楽的な生活を謳歌する3人だったが、台頭するナチスの勢力は次第に彼らの生活に影を落とし始め、ガイとミアはギルダを残して内戦の激化するスペインに渡ってゆくのだった・・・。月日が流れ、ヨーロッパ全土を戦争が覆っていった。そして、ナチス占領下のパリに舞い戻ったガイが見たのは、ドイツ将校に寄り添うギルダの姿だった。
出演:シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・タウンゼント、トーマス・クレッチマン、スティーヴン・バーコフ
★★★★★ 運命とは・・・そんなテーマを美しい映像でどうぞ
「あなたの34歳以降の人生が見えない」と子供のころに、占い師に言われたことで人生を生き急ぐ女性の物語・・・。運命とは何か?使命とは何か?を美しい映像でつづる美しくも儚い物語です。運命や使命って何でしょうね。ひとつ言えることは信念を持って生きる人は美しいということでしょうか。 最後まで観た私は心が痛みました。そしトリコになりました。それにしてもシャーリーズ・セロンはただでさえ、きれいなのにこの映画では、可愛いセロンや美しいセロン、かっこいいセロンなどいろいろな姿が観られます。『モンスター』でアカデミー主演女優賞を獲得したあとの最初に出演をした映画です。演技も見てください。2004年に観た映画で最もお薦めしたい映画No.1です。4回も映画館に足を運んでしまいました。是非、観てください。
★★★★★ 運命を受け入れ精一杯生きた女性
とにかくシャリーズ・セロンの魅力たっぷりの映画です。美しいとは思ってたけれどそれほど好きではなかったのですが、とにかくヒロイン、ギルダ役は本当にはまっていました。オスカーを獲得した「モンスター」の力演も認めますが、この映画のシャリーズもまさに「女優」魅力にノックアウトです。物語の導入は少女時代のギルダに告げられる手相占い、そこから彼女は「今」を生きる女となります。大学時代彼女に出会い、生涯彼女を愛しながらも、彼女との安穏な状況に満足できず戦地へと赴く青年ガイとの恋愛が中心となったラブストーリーですが、そこに絡んでくるのが故郷で内戦に巻き込まれその過去から逃げるようにパリにやってきて奔放な生活を送りながらも心の半分を故郷スペインに残してきた女性ミア。この三人の関係も非常に面白く、ゴージャスな着飾ったペネロペクルスの美しさはため息ものですが、ほぼスッピンで戦地で看護婦として従事している彼女からは内面の美しさも伝わってきます。ストーリーもしっかりしていて飽きさせません。古臭い設定という意見もあったようですが、こういった正統派恋愛ストーリーの映画。好きですね。
★★★★☆ セロン、ペネロペ、大ファッションショー豪華開演
ストーリは第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台にしたラブストーリー。なんだかどこかで見たことのあるようなストーリーはご愛嬌。昔の映画に多いパターンだったので、かえって最近の若い人には新鮮かも(やば、歳ばれる! 笑)。そんなことよりもこの映画はキャストを楽しみましょう。なんといってもシャーリーズ・セロンとペネロペ・クルスの美の競演。二人の時代が持つエレガンスなファッションを存分に堪能できます。さらに実生活でもセロンのパートナーであるスチュアート・タウンゼントの競演も面白い見所。息の合った演技はもう嫉妬ものです(笑)。俳優のファンと女性向けの恋愛映画といったところでしょうか。普通の男性には退屈ではないかと。
★★★★☆ なかなかよい映画でした。
シャーリーズ・セロン出演ということで見てみましたが、なかなかよい映画でした。前半は、ペネロペ・クルス演じる主人公がシャーリーズ・セロン演じる恋に奔放な女性に振り回されるといったストーリーから始まり、その後、第二次世界大戦に巻き込まれる中で、最後には悲劇的な結末が待っています。シャーリーズ・セロンのすばらしい演技もあいまって、前半やや退屈ですが、途中からは展開も速く、感情移入してしまい、目が離せなくなりました。
作品の詳細
作品名:トリコロールに燃えて |
原作名:Head in the Clouds |
監督:ジョン・ダイガン |
脚本:ジョン・ダイガン |
公開:カナダ 2004年9月12日、日本 2004年10月30日 |
上映時間:121分 |
制作国:カナダ、イギリス |
興行収入:300万ドル |
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