ドラマ

イノセント・ボーイズ

エネルギーをもて余し、残酷な遊びに興じる少年たちの日常を等身大に描く

ストーリー:フランシス・ドイル(エミール・ハーシュ)は厳格なカトリック系ジュニアスクールに通う14歳の少年。親友ティム(キーラン・カルキン)、ウェイド(ジェイク・リチャードソン)、ジョーイ(タイラー・ロング)と共に、この保守的な学校でエネルギーを持て余していた。フランシスは最近付き合い始めたばかりのマージー(ジェナ・マローン)に夢中になっていた。また、自分たち4人のヒーローが、校長のシスター・アサンプタ(ジョディ・フォスター)を悪のボスに見立ててやっつける内容のコミックを描いて楽しんでいた。しかし、そのコミックが校長に見つかり、停学処分になってしまう。フランシスら4人は、学校に仕返しをするため、あるイタズラを実行するのだったが・・・。

出演:キーラン・カルキン、エミール・ハーシュ、ジェイク・リチャードソン、タイラー・ロング、ジョディ・フォスター、ジェナ・マローン、ヴィンセント・ドノフリオ、アーサー・ブリッジャーズ、メリッサ・スザンヌ・マクブライド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ズシリときます

何気なく観ていたらかなり引き込まれました。物語序盤は結構笑える所もあります(それと危なっかしい)中盤以降、女の子が秘密を打ち明けてからかなり重く胸が痛くなるストーリーになっていきます。(恋愛の見せ方がとてもいいです)アニメでの表現も良かったですね、ラストは「あやまち」といいますか、本当に取り返しがつかない感覚になります。これはいい映画だと思います。レンタルで見つけたら一度は手にとってほしいです。

★★★★☆ 不思議な力をもった作品

「だれかが助けてくれる」「その誰かが俺たちだ」「現実を見ろというけど、俺たちは十分現実を見ている」不正確かもしれませんが、見終わった後やけにこのセリフが頭に残りました。無邪気で残酷な子供の気持ちと、中途半端な大人の身体と知識を持った、今思えば本当に中途半端で危なっかしい時期を、うまく描いた作品だと思いました。純粋な気持ちは時として本当に危ない方向に向かうし、残酷なことも想像してしまう。アニメはそんな気持ちをうまく表現していると思いました。エピソードはかなり衝撃的なものばかりで、これほどの体験はありませんが、当時の苦しい気持ちや、いろいろな事にもがいてた気持ちを思い出させる不思議な力を持った作品だと思いました。

作品の詳細

作品名:イノセント・ボーイズ
原作名:The Dangerous Lives of Altar Boys
監督:ピーター・ケア
脚本:マイケル・ペトローニ
公開:アメリカ 2002年1月18日、日本 2002年9月21日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
製作費:1200万ドル
興行収入:200万ドル
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