14才の夏、それはリリィにとって特別な夏だった
ストーリー:幼い頃、自らの過ちで大好きな母を死なせてしまい、心に深い傷を負った少女リリィ(ダコタ・ファニング)。それから10年。罪の意識を背負い、乱暴で薄情な父との生活に耐えながら生きてきたリリィの胸には、いつもひとつの大きな疑問があった。「母は私を本当に愛してくれていたの?」。その答えをみつけるため、14才の誕生日を迎えた夏の日、リリィは、母の遺品に名前が記されていた町、ティブロンへと旅立つのだった・・・。
出演:ダコタ・ファニング、クィーン・ラティファ、ジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・ベタニー、ヒラリー・バートン、トリスタン・ワイルズ、ネイト・パーカー、ションドレラ・エイヴリー
★★★★★ 原作と合わせておすすめです。
ダコタ・ファニングがいいです。黒人が選挙権を獲得した時代のアメリカ南部の話。時代背景と一人の少女の自立への過程がうまくシンクロし物語を織りなしています。時代背景を調べたくなります。
★★★★★ 美しい作品
クイーン・ラティファを目当てに買ったのでしたが、この人は実に良い雰囲気をかもし出す事のできる人です。風景と音楽が美しく、登場人物のひとりひとりが丁寧に愛情をこめて描かれており、またこれほど愛情深く人と人とがいつくしみ会う姿に思わず涙をこぼしてしまいます。雰囲気が静寂であり、まるで美術館にでもいるかのような感じです。埋葬の場面の蜂蜜を歌った黒人霊歌が素晴らしい。
★★★★☆ 優しさにつつまれるような、とてもステキな映画だった。
それが、養蜂家の三姉妹と暮らすうちに、少しづつ、愛すること、愛されること、形のあるものではないけど、自分が確かに母から愛されていたんだってことを知るの。ぽっかりと空いた穴に、愛情が降りつもってゆくんです。ホッと、あたたかい気持ちになって、幸せを感じました。この映画で興味深かったのが、実の親と暮らすよりも心を許せる他人と暮らすことを14歳の少女が選択するの。それを受け入れる周囲の人々も、みんな大人だなと思った。日本だと、ああはいかないから、とても印象的でした。ダコタちゃん、クイーン・ラティファと、みんな良かった。優しさにつつまれるような、とてもステキな映画だった。
作品の詳細
作品名:リリィ、はちみつ色の秘密 |
原作名:The Secret Life of Bees |
監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド |
脚本:ジーナ・プリンス=バイスウッド |
公開:アメリカ 2008年10月17日、日本 2009年3月20日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1100万ドル |
興行収入:4000万ドル |
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