ジョディ・フォスター初期主演作! 14歳のジョディが冷血な少女を演じるサイコ・サスペンス!
ストーリー:人里離れた丘の上に立つ白い家に、美しい少女リン(ジョディ・フォスター)が住んでいた。父親と二人で住んでいるはずなのだが、何故か父親は一向に姿を見せなかった。不審に思った家主とその息子は、執拗に家へやってくる。やがて、彼女が犯した恐るべき事実が明らかになり・・・。
出演:ジョディ・フォスター、マーティン・シーン、アレクシス・スミス、スコット・ジャコビー、モルト・シューマン
★★★★★ 14歳のジョディの魅力と共に、意外に社会的な面のある作品
大女優ジョディ・フォスターの14歳の時の主演作品です。当時、天才子役と言われたジョディですが、ラストシーンの、延々と続くジョディの表情のアップだけで視聴者を引き込む演技に、それが伊達ではなかったと感じさせます。ジョディは、少女スターの中でも、特に強い性的魅力を備え、コケティッシュな雰囲気も十分で、当時からの熱狂的なファンが多いことも頷けました。私は原作小説も読み、サスペンスであると同時に、社会的作品の面もあると思えましたが、それは、この映画でも十分に表現されていると思います。「大人は個性的なお前を理解しない」「学校なんて、価値観を押し付けられるだけ」「必要なら大人と戦え」芸術家(詩人)という特殊な父親を持ち、自らも特別な感性と高い知性を持った美少女リンが、普通の社会で生きていく難しさが尋常でないことを感じると共に、価値観の相違を認めない人間社会の在り様にまで思いを巡らせれば、不意にこの作品を極めてリアルに感じるのではないかと思います。
★★★★☆ ショパンのコンチェルト
ショパンのコンチェルトがこれほど画面にシンクロしている映画は多分ないと思う。ラストカットのジョディのアップに被さるショパン。主人公の少女の心象を音楽を通して表現しているところはまさに映画的。冬の映像が少女の孤独を見事に引き立たせている。ジョディ・フォスターを始め役者陣は好演。ジョディの愁いを帯びた瞳は忘れられない。決してサイコサスペンスでもなければ、冷血な少女でもない。彼女は自分が心を許した相手以外に自分の生活に一切の干渉を受けたくないだけなのだ。何者にも自分の領域を侵されたくない。誰でも持つ感情をサスペンスの形を借りて表現しているだけなので、多くの観客が主人公に感情移入できるのだろう。改めて映画はストーリーもさることながら、ちょっとした小道具を含め「画」、「役者」、「音楽」をいかにシンクロさせるか演出(監督)の手腕が問われるかわかる佳作。
作品の詳細
作品名:白い家の少女 |
原作名:The Little Girl Who Lives Down the Lane |
監督:ニコラス・ジェスネール |
脚本:レアード・コーニッグ |
公開:1976年5月 |
上映時間:91分 |
制作国:アメリカ、カナダ、フランス |
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