恩赦の仕事を担当した若き弁護士が、死刑執行まであと30日に迫った女死刑囚の悲惨な過去と絶望に心を動かされ、再調査をしながら死刑取り消しに奔走する姿を描く
ストーリー: 19歳のとき、幼なじみとその恋人を殺し、12年の獄中生活を経て死刑執行まで30日と迫ったシンディ(シャロン・ストーン)。彼女の恩赦申請のため派遣された若き弁護士リチャード(ロブ・モロウ)は、やがて彼女に心動かされ、事件を再び調査し始めていくが・・・。
キャスト:シャロン・ストーン、ロブ・モロー、ランディ・クエイド、ピーター・ギャラガー、ジャック・トンプソン、ジェーン・ブルック、スキート・ウールリッチ、ドン・ハーヴェイ
★★★★★ 演技派女優シャロン・ストーン!
シャロン・ストーンというと、どうも『氷の微笑』のエロティックなお色気女優、という印象を持っていました。ところが、この映画を見て、そんな彼女のイメージが一気に払拭されてしまいました。死刑囚を演じるシャロン・ストーンの演技を見てください。さまざまな感情表現は、見ているものを圧倒します。相手役の弁護士との信頼関係の成り立っていく様子に、彼女の死刑執行にもっと猶予が欲しい、死刑が取り止めにならないか、と画面を見ながら必死に願ってしまいました。
★★★★☆ 切ない
死刑をテーマにした映画ではこちらの作品よりもショーン・ペンの『デッドマン・ウォーキング』の方が有名かもしれませんが、この映画も切なくなります。最後は号泣してしまいます。死刑についても考えさせられるし、難しい問題だなと痛感しました。新米弁護士と死刑囚との心のつながりが変化していくのがまた見どころでもあります。
★★★★☆ しみじみと心に訴えてきます。
同じ死刑受刑者がテーマの作品の『デッドマン・ウォーキング』がほとんど同時期の公開で話題をさらっており、映画の出来も素晴らしかったので、この地味な『ラストダンス』はそっぽを向かれていました・・・。しかしこの『ラストダンス』は確かに派手さにかけますが、シャロン・ストーンを始め俳優陣が落ち着いた渋くて良い演技を魅せてくれていますし、死刑制度のあり方という重いテーマを、押しつけがましく、いい距離感で観る事ができ、しみじみと心に訴えてきます。『ラストダンス』、なかなかいい映画ですよ!
★★★☆☆ 切ない犯罪者のシャロン
死刑囚としてのシャロン・ストーンの演技がとても切なくて、最後までついつい見入ってしまう。死刑を執行することの是非を考えさせられるような作品です。
作品の詳細
作品名:ラストダンス |
原作名:Last Dance |
監督:ブルース・ベレスフォード |
脚本:ロン・コスロー |
公開:アメリカ 1996年5月3日、日本 1996年6月15日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4100万ドル |
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