ドラマ

8 Mile

世界の超人気カリスマ・ラップ・アーティスト、エミネム初主演作! 

ストーリー:1995年、ミシガン州、デトロイト。そこに境界線となる”8マイル・ロード”は都市と郊外、さらに白人と黒人を分ける分割ラインにもなっている。没落した貧民街に暮らすジミー(エミネム)は、貧しい母子家庭で母親は若い男と自堕落な暮らしを送り、幼い妹の面倒をみなければならない。その鬱屈した心の思いつくままにリリック(歌詞)を書き綴る。いつかラッパーとして認められ大きな契約にサインすることを夢に、ヒップ・ホップ・クラブ”シェルター”でドープ・ラッパーを競うラップバトルへ立ち上がる!黒人が圧倒的に有利なフリー・ラップ・バトルで、ただ一人白人のジミーに果たして勝機はあるのか?

出演:エミネム、キム・ベイシンガー、アンソニー・マッキー、ブリタニー・マーフィ、マイケル・シャノン、クロエ・グリーンフィールド、メキ・ファイファー、エヴァン・ジョーンズ、オマー・ベンソン・ミラー、ユージン・バード、タリン・マニング

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 青春成り上がり劇

これほどまでに胸に来る青春映画を見たのはいつ以来かな。主人公のエミネムの苦悩や成長を表現するには100分くらいじゃ足りないのは百も承知だが、その一片をこの映画で堪能できる。彼は天才じゃない。努力して努力し続けた結果、今の地位や名声を手に入れたのだろう。HIPHOPは本来黒人のもので、今もなお白人は煙たがられているなか、彼の活躍は今後も期待。

★★★★★ 勇気をもらいました

人は生活環境が違ったりする事で経験はそれぞれに違いますが、だからこそ、その人その人で違った挫折や苦労もあるのは当然のこと。いい事だけじゃなくそんなことを経験するからこそ学ぶ事も多いのだと思いますが、この映画を見て感じたことは一度の挫折や苦しい事で逃げたりせず、勇気をもって何度でも挑戦する、何かを強く思い続けることの大切さでした。簡単に諦めたり『私には無理』と決め付けてしまう人も多い今、【諦めない事】は勇気のいる事ですが小さな事でもいい、自分なりに勇気をもって飛び込んでいく気持ちを忘れたくないと強く思いました。やってみなければわからない、【一生懸命にやってみる】勇気をもって行動に移している人ほど輝いて見えるんだと思いました。尊敬しました。

★★★★★ 哀しくも尊い青春映画 エミネムの眼力が凄い

夢を持っていて才能があっても、ひどい環境や半端な仲間に囲まれていると、つい、そこに埋没してしまいそうになる。夢を追う前に挫けそうになる。劇中では一貫してそういうテーマが流れていると感じました。主人公ジミーは、汚い貧民街で実家暮らしジミーの仲間たちは、「もしラップで成功したら」の話をするだけで、曲も作らず、場末のクラブでラップバトルに興じるのが関の山。ワナビーによくいる、いわゆる「半端者」として描かれています。いい奴等で、一緒に行動もするが、デカいラッパーになるという夢を追う上では”ノイズ”になることも多い。そんな仲間と起こす数々の厄介事、暴力沙汰、裏切りを経て、どんなに参っても、ジミーは、大きな夢をつかむために、バイトの出勤中、バスの中でライムを考え、自宅で一人、曲を作り一歩一歩を積み重ねることだけは止めません。そういう意味で、ジミーは沢山の人に囲まれながら、実はずっと孤独に、虎視眈々と牙を研いています。そして何より、そんなジミーのハングリーさを表すような、演者エミネムの強烈な眼力は引き込まれるものがあり、本当に嵌り役だと思いました。エンディングでかかるlose yourselfの「音楽に集中しろ いつか来る一発のチャンスを掴め」(意訳)というリリックも、まさにこの映画のテーマにぴったりで、スタッフロールが終わるまで映画が続いている感じでした。この話は成功を掴むわけでも、チャンスを掴むわけでもありません。もっと原初的な「とにかくクソな毎日を何とかしてえ」ともがく、その健気さだけがあります。ラップバトルで圧勝し、ヒーローとして、仲間たちと笑って暮らすことも出来た。そんな誘いを振り切り、一人で自分の道を信じるジミーの後ろ姿には哀しさと尊さを感じました。ちなみに、劇中でジミーがライムを編み出すシーンで取り出す、文字がびっしり書き込まれた紙切れは、エミネムの私物だと監督が言っていて感動しました。サクセスを掴んだ彼が、ジミーのように、どれだけ「積み重ねて」きたかが垣間見られます。「貧乏なりに仲間作って楽しく暮らすぜ」なんて諦めたような生き方が語られる昨今、敢えて見てほしい映画です。気になった吹き替えですが、ラップの部分は全部英語で、字幕も雰囲気壊さず良く出来てるので悪くなかったです。

★★★★☆ エミネムの苦労話

今までエミネムはさほど好きではなかったんですが、この映画を見たら好きになりました。アメリカの貧困層での暮らし、どうしようもない親との生活仕事もろくなものが無く、這い上がることの出来ない穴の底のような場所で生まれた一人の男が上へ登ろうと もがき、生きていく姿に心感じるものがありました。

★★★☆☆ 意外とマジメな青春映画

夢と現実の狭間で揺れる若者の気持ちを描いた青春ムービー。と書くとありがちなテーマに思えるが、ラップバトルというモチーフが新鮮で、ヒップホップ、EMINEMに関する予備知識がなくても、充分おもしろく観られた。逆にもっとカルチャー的な見方を期待する人にはポップすぎて肩すかしか。主題歌“Lose Yourself”の「チャンスを逃すな、こんな機会人生で一度きりなんだ」という歌詞通り、非常に前向きな物語構成。主人公ラビットの挫折→苦労→成長→対決→勝利という、ドラマの黄金律に見事に乗っ取っており、わかりやすく感動できる。肝心のラップの内容は、日本語でも意味は通じるが、言葉の選択や押韻などの“スキル”までは伝わりづらい。当然といえば当然だけど。2度目は英語字幕で歌詞を追ってみるのも楽しいかも。

作品の詳細

作品名:8 Mile
原作名:8 Mile
監督:カーティス・ハンソン
脚本:スコット・シルヴァー
公開:アメリカ 2002年11月6日、日本 2003年5月24日
上映時間:110分
制作国:アメリカ、ドイツ
製作費:4100万ドル
興行収入:2億4200万ドル
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