ドラマ

耳に残るは君の歌声

ロシアからアメリカに渡った父を探して旅をする、美しい歌声の少女の波乱の半生を描いた感動ロマンス

ストーリー:1923年。ロシアの貧しい村の少女フィゲレ(クリスティーナ・リッチ)の父は、落ち着いたら家族を呼ぶと約束して単身移民のためアメリカに渡った。動乱の中で村は焼き払われ、ロンドンに逃れることのできたフィゲレは、スージーと名を変え、10年後、パリでコーラス・ガールとなっていた。ロシア人の美人ダンサー、ローラ(ケイト・ブランシェット)や、イタリア人オペラ歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)と知り合った彼女は、ジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋に落ちるが、迫るナチスの魔手から逃れるため、ローラと共にニューヨークに向かう・・・。

出演:クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット、ジョン・タトゥーロ、ハリー・ディーン・スタントン、オレグ・ヤンコフスキー、クローディア・ランダー=デューク

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ジョニーデップがかっこいい!

ジョニーが好きでこの映画を見たんですが、無口でクールで馬に乗っててすごくかっこ良かった!フィゲレの歌もすごくキレイでもっと聞きたくてサントラを買いました。買って良かったです。暗いけど、美しくて繊細な映画が好きな人は気に入ると思います。私は好きな映画です。

★★★★★ サリー・ポッター監督ってすごい!

ユダヤ人迫害の映画かと思って恐る恐る観たら、そういうシーンがまったく無くて安心しました。すべてのキャストがすばらしく、すべての音楽が耳に残り、こんなにも美しい映画を作ることができるサリーポッターってほんとに素敵な人なんだろうなって思います。オペラのことはあまりよく知らないけれど、すっかりサルバトーレリチートラの歌声にはまってしまいました。映画のCDもお勧めです。エンドロールの音楽までじ~んとする素敵な映画です。

★★★★★ スーザンの歌声に涙!!

この映画の原題は「The man who cried」です。直訳すれば、「泣く男」の通り、泣く人はたくさん登場しますが、「耳に残るは君の歌声」とした翻訳者の方に感謝したいと思います。この映画では、離れ離れになった親子をつなぎ続けるのが歌であり、主人公スーザンや、周りの人々を救うのも歌だからです。物語はアメリカに出稼ぎに行った父と、故郷ロシアに残された娘が、戦争によって引き裂かれるところから始まります。スーザンはどんな困難にあおうとも、父に会えることを信じて、歌いつづけます。私はジョニー・デップが目当てでこの映画を見ましたが、クリスティーナ・リッチが演じるスーザンの美しく、悲しげな歌声に心奪われ、サントラも買いました。(彼もリッチと息が合い、いい雰囲気でした。)また、ロシア人を演じるケイト・ブランシェットは、『ギフト』で見せた主婦役と同じ人物と思えないぐらい、妖艶で名演技でした。オペラ好きな方、泣きたい方、家族について考え直したい方、恋愛映画を見たい方など、どなたにもお勧めです。

★★★★☆ 心にしみいる映画

ユダヤ人少女の話と聞くと、またナチによるホロコーストが出てくるかと思ったが、これはユダヤ系ロシア人の少女が幼い頃アメリカに出稼ぎに行った父を探す映画である。いつも彼女に歌を教えてくれた父親がアメリカに行った後、住んでいた村は襲撃され彼女はイギリスに移民する。言葉も分からない異国の地でいじめにあるが、歌の才能を見出されて、そこからパリのオペラ劇場で働き始める。彼女の周りにはロシアからよりよい生活を求め流れ着いた女、イタリア寒村地出身のオペラ歌手、ロマ人(ジプシー)の青年、ユダヤ人の老女など様々な人間が関わってきて、それぞれの運命が戦争と照らしあわされる。流れる歌も美しく、映像も見事である。心に染み入る映画だった。スージーの子役が愛らしかった。日本語のタイトルもよくつけたものだと思う。(少々覚えにくいが)

★★★★☆ 心に残る歌声

クリスティーナ・リッチってこんなに美しく、演技も上手かったんですね。『アダムス・ファミリー』の不気味な彼女と、『バッファロー』のおデブちゃんの印象しかなかったのでびっくりしました。それにしてもこの映画の音楽は素晴らしいです。適材適所というか、その場面にぴったりで、映画の雰囲気を何倍にも盛り上げてくれます。本当に耳に残って、見終わった後も忘れられません。絶対にサントラも購入します。

★★★☆☆ 悲しさあふれる映画

ユダヤ人迫害の状況下にある時代でのある一人のユダヤ人少女の放浪の物語。家族の離別に始まり友人との出会いと同居。そして愛する男性との出会いとまたしても悲しい別れ。主人公スージーの放浪を通して映画の舞台もロシア、イギリス、フランス、アメリカと移り変わっていく。そのような背景を通しスージーの孤独や不安、喜びや悲しみが伝わってきました。映画は壮大なオペラの旋律に彩られるがスージーが歌うのは語りかけるような静かな物悲しい囁き。その対比がいっそうスージーの境遇を際立たせています。『耳に残るは君の歌声』という邦題は別の意味で映画の内容をよく表していると思いました。原題は『THE MAN WHO CRIED』。誰が泣いているのかというインタビューにサリー・ポッター監督は「それは一人ではなく大勢いる」と答えています。その言葉通り登場人物の誰もが、そして実際その時代の過酷な状況に立たされていた人々が泣いてしまうほどの悲しい状況に置かれていたのだと深く感じました。

作品の詳細

作品名:耳に残るは君の歌声
原作名:The Man Who Cried
監督:サリー・ポッター
脚本:サリー・ポッター
公開:イギリス 2000年12月8日、日本 2001年11月15日
上映時間:100分
制作国:アメリカ
興行収入:180万ドル
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