私の隣にいるのは、本当に愛している人?彼女が瞳を取り戻した瞬間、夫婦の運命は狂っていく・・・愛の価値観を揺さぶる、衝撃のエロティックサスペンス
ストーリー:ジーナ(ブレイク・ライヴリー)は保険会社に勤める夫のジェームズ(ジェイソン・クラーク)と、彼の赴任先のタイ・バンコクで幸せな結婚生活を送っていた。子供の頃の交通事故で失明してしまったジーナだが、ジェームズの献身的な支えで、何の不自由もなく暮らしている。そんな2人の悩みと言えば、なかなか子供ができないことぐらいだった。ある日、医師のすすめで角膜移植を決意したジーナは、片目の視力を取り戻す。喜びに震えるジーナの瞳が捉えたのは、想像していたナイトのように頼もしい素敵な夫ではなく、地味で平凡な中年男の姿だった。心の奥底に眠っていた好奇心や冒険心が目を覚ましたジーナは、髪を染め流行のファッションで着飾り、外の世界へと飛び出していく。一方のジェームズは、徐々に嫉妬と疑念の思いを抱き始めていた。ところが突然、ジーナが再び視力を失い始める・・・。
出演:ブレイク・ライヴリー、ジェイソン・クラーク、アーナ・オライリー、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ウェス・チャサム、ダニー・ヒューストン
★★★★★ 夫婦どちらの視点で観るかで変わる
この作品を、妻の視点で観るか、夫の視点で観るかで、かなり変わってくると思う感じ。私は女だけど、夫の視点で観たので、あれだけ、盲目の妻に尽くして守ってあげたのに、目が見えたら違うところへ行きたがるのか、って失望する気持ちは分かるな~と思った。見えて嬉しいのは、分かるけど、今までの関係が違ったって思ったのかな~。それを束縛する夫は、ダメかもしれないけど、そりゃ、そうなるかもね~と思った。ラストは、妻が自由になったんだろうか??納得はできなかった。
★★★★☆ 男女の難しさがしっかり描かれている
評価が二分していたからこそ観てみた。一見、単調なストーリーだが、男女間の機微は密度濃く、しかも複雑に描かれている。男女の愛とそこから得られる幸せというものは難しいものなのだ、というのがこの映画のメッセージだと思った。それをどれほど身に染みて受け取るかは、人生経験によるだろう。映画の字幕というものは、意訳は必至ではあるものの、この作品の字幕は、やや意訳し過ぎのように思える。ごく一部誤訳もあるようにも思う。それほどの英語力のない私でも感じたことは、原語ではさらに男女の機微を微妙に表現しているように思う。
★★★☆☆ ドキドキした
本来であれば手に入るはずのない、身の程に余る美しいものや価値のあるものを手にし、傍に留めようとするあまりに人生が滅茶苦茶になっていく・・・昔話「天女の羽衣」のような、そんな筋立てが好きなので楽しめました。天女が本来持ち合わせた能力を奪って地に縛り付けた男同様、本作の夫もモラハラ野郎なのですが、光を得た主人公が生き生きとそれを跳ね除けるので見ていて苦痛は少なかったです。結末も良かったです。
★★☆☆☆ 同情も感情移入もできない
子どもの頃に交通事故で失明した妻が角膜移植で視力を取り戻したことで人が変わったようになり、これまで自分に依存していた妻が自分の元から離れていくと感じる夫。それがきっかけとなり夫が過ちを犯し、妻が夫を裏切り、二人は破滅に向かってゆく・・・そんな映画です。全体的にじめっとした暗い印象の映画で、同情も感情移入もできません。夫が過ちを犯すまでの心の動きを丁寧に描き、仕方なかったと観る人に思わせることができたら、悲劇として少しは良い評価ができたので残念です。ブレイク・ライブリーは良い映画に恵まれませんね。『アデライン、100年目の恋』くらいでしょうか。
作品の詳細
作品名:かごの中の瞳 |
原作名:All I See Is You |
監督:マーク・フォースター |
脚本:マーク・フォースター |
公開:アメリカ 2017年10月27日、日本 2018年9月28日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3000万ドル |
興行収入:60万ドル |
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