アドベンチャー

ヒューゴの不思議な発明

機械人形が動き始めるとき、失われた夢が輝き出す

第84回アカデミー賞で5部門を受賞したアドベンチャー

ストーリー:1930年代のフランス、パリ。父を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。ひとりぼっちのヒューゴの唯一の友達は、亡き父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、ヒューゴは機械人形の修理に必要な<ハートの鍵>を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュに出逢う。そして、ヒューゴの機械人形には、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまう秘密のメッセージが隠されていることを知る。機械人形に導かれて、ヒューゴの世界を修理するための冒険が今、始まる・・・。

出演:キングズレー、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、レイ・ウィンストン、エミリー・モーティマー、ヘレン・マックロリー、クリストファー・リー、ジュード・ロウ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 妖精や魔法使いが出てこなくても、本物のファンタジー映画は造れるという最高の見本!!

レビュータイトル通りの、素晴らしい作品。近代史上、われわれ人類に最大・最高の夢を与えた発明が”映画”であることは、間違いないでしょう。その偉大なる映画という総合芸術の、忘れられた先駆者ジョルジュ・メリエスに対する、敬意に満ちた作品です。謎の機械人形を再生させようと一途な主人公・ヒューゴ。それを励ます天使のような美少女・イザベル。まず、この二人を見ているだけで心温まる。その上、1930年代のパリとパリ駅を描いたとびきりの映像美。飽きさせません。監督がマーティン・スコセッシ、製作にはジョニー・デップが関わっているというだけあって納得。さすがこだわりの強いファンタジー映画に仕上がっています。あるいはそのこだわりが裏目に出ているのか、この映画、今のところさほどの高い評価に浴してはいないようです。が、必ずや映画史に残る名作、と呼ばれる日が来ることでしょう。本当に良い映画です。ぜひご覧あれ。

★★★★★ 映画が語る無限の可能性について♪

当時は実写にて様々な工夫を凝らして世界を写しては新しい概念を広げてきた映画。そんな映画に育てられた人が感謝と尊敬の念を込めて、ワザとセピア調にCGで想像の限界までリアルに造り上げて夢を実現しています。それはヒューゴの少年の<瞳>と同じ無垢で真実が判らなくても疑うことなく時には残酷で、濁った心の大人から見れば滑稽な時もあり、戦争体験と言う過酷な社会を乗り越えた公安官も生きるために、大人として立ち振舞いますがヒューゴの精密な義足(器械)の発明で心も取り戻します。色々詰め込まれていてレビューの難しい作品でしたが、映画って素晴らしいですね♪

★★★★★ 切なくなるほど美しい

蒸気、歯車・・・最近流行の表現で言えば”スチームパンク”的作品だが、そういったジャンル分けを超えて”美しい”映画だと思う。残酷な人生の試練を受けながら生きる人々が暮らすパリの雪景色の美しいこと!人の心の傷を思いやる優しさ。時代の移り変わりと時代を超えて人間が大切にしてきたものが郷愁とともに胸を打つ。久々に良い映画を見た感がします。

★★★★☆ 素敵な映画でした

舞台がパリでこっそりと時計台に住みながら時計の管理をしている少年。静かな雰囲気の中でも話の中にあるいくつかの不思議な点が徐々に解き明かされるので最後までストーリーを楽しむことができます。でも、なぜパリで皆、英語を話しているのかな???舞台がロンドンのように思えてしまいました。

★★★★☆ いつだって勇気が称賛されるとき、それはハッピーエンドだと思う

上質な児童小説を読んでいるような気分になりました。時計、カラクリ、駅、時代背景、全てが物語を美しく彩っています。ただ諦めていてはこの物語は決して進まない。それぞれがそれぞれの勇気をもって動かしていく、その協奏が見ていて心地よかったです。クライマックスの「今しかない」のセリフに、グッときました。

★★★☆☆ 彼が復元したのは”希望”だったのかもしれない

父の遺品であるからくり人形が導いたのは彼が救うべき人たちのとの出会いだった。戦争により破壊されたのは、国や人々の生活だけではなく、文化ということなのだろうか人々はエンターテインメント:娯楽を求めていたのだ。戦火から立ち直った街や人も活気を取り戻してきているが、灰燼に埋もれてしまった芸術を再び大衆文化として提供するということが、きっとこの時期に必要なことだったのだろう。映画、演劇や音楽は人の心に潤いをもたらし、明日への期待をもたらしてくれるものだから。とりわけ初期の映画という文化へのオマージュが込められた作品であると思う。

作品の詳細

作品名:ヒューゴの不思議な発明
原作名:Hugo
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
監督:ブライアン・ セルズニック『ユゴーの不思議な発明』
公開:アメリカ 2011年11月23日、日本 2012年3月1日
上映時間:126分
制作国:アメリカ、イギリス、フランス
製作費:1億7000万ドル
興行収入:1億8400万ドル
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