ドラマ

ギター弾きの恋

切ない恋は、ジプシージャズの旋律に乗って・・・

“ジャズ黄金時代”を背景に、破滅的なギタリストと口のきけない少女との悲恋を描いたドラマ

ストーリー:天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに次いで”世界で2番目”を自称するエメット・レイ(ショーン・ペン)。放漫で派手好きな彼はある日、口のきけない純真な女性ハッティ(サマンサ・モートン)と出逢い、やがてふたりは愛し合うようになる。だが、気まぐれな生き方がやめられないエメットは、上流階級出の女性ブランチ(ユマ・サーマン)と衝動的に結婚してしまう。そして訪れたブランチとの破局。虚ろな日々を送りながら、エメットは自分にとって本当に大切だった愛に気づくのだが・・・。

キャスト:ショーン・ペン、サマンサ・モートン、ユマ・サーマン、アンソニー・ラパーリア、ブライアン・マーキンソン、グレッチェン・モル、ジョン・ウォーターズ、ダグラス・マクグラス、ナット・ヘントフ、ウディ・アレン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 大好きです。

音楽、エメットのキャラ、語りの構成、1950sな衣装、全てが好きな映画です。

★★★★★  本人以上に本人が出るモノとしての表現

主人公のエメットが、ハッティとのピロートークで、「母親は頭がいかれてもう死んでいるだろう。だが、彼女は歌が最高に巧かった」と言うシーンが印象に残っている。エメットは天才で、音の良し悪しは分かる。さりげないシーンなのだが、そのエメットが巧いと称える所に、音楽を通して彼らに絆があったのだと分かる。本気でのめり込むのが怖くなったのか、エメットは突如としてハッティを棄てる。だが、そのハッティは、エメットの出すギターの本当の良さが分かると言う意味で、絆があったのだ。ハッティと添い遂げる確率がなくなった時、彼は彼にとってどうでも良い女をナンパし、ギターを弾く。それは甘く、苦く、美しい表現で、ショーン・ペンの演技も見事な名シーンなのだけど、その女は全くその音色に反応しない。つまり、本人以上に本人が出ているところの表現を耳にしても反応しない時点で、絆が成立し得ないのだ。そこでハッティが入れ替え不能だったとエメットは気付くのだけれど、私も大失恋した時に本作を見たので、とても心に沁みたのを想い出す。ウディ・アレンの映画は佳作が多いけれど、本作は特にお薦めの一本です。

★★★★★  やっぱりウッディ・アレンだと思います

フェリーニの「道」に準えて語られる本作ですが、監督の女性観が見事に表現されていると思いました。ウッディ・アレンは「女性は強い。とにかく強い。地球滅亡の日に生き残るのは女性だ」くらいに思っているのでは。ここが「道」との違いだと思いますね。だからサマンサ・モートン演じる恋人は可愛らしい外見ですがとても強いです。その強さは屈強と違い、柳のように風になびくようで降り積もる雪にも折れる事がない強さです。男性の方が弱いなーと思いますし、それがいかにもウッディ節ですね。

★★★★☆ ダメ男の可愛らしさ。

ウディ・アレンらしい、軽妙でいて、かつしっとりと魅せてくれる映画です。天才ギタリストだけど、幼稚でダメダメ男の典型を演じるのが、ショーン・ペン。ギター以外はいいとこなしの変人、ワガママだけど、機関車好きだとか、やってることが何だか幼くて、憎めなくて、可愛げがあります。人前でちょっと突っ張っちゃうところなど、ショーン・ペンはとても雰囲気があって、演技は自然、さすがです。口の利けない純真な恋人役は、サマンサ・モートン。はかなげな笑顔が可愛らしく、彼女の地味な良さを、ショーン・ペンがうま〜く引き立てています。美人妻はユマ・サーマン。 とてもゴージャスで、これも適役でしょう。BGMはもちろんジャズ、美しい曲ばかりで癒されます。ドキュメンタリー仕立てにしてありますが、けしてドラマを邪魔することはありません。フェリーニの「道」仕立てになっていますが、ラストはほんのり苦く、しみじみと心に残ります。

★★★★☆ おもしろうてやがて悲しき 

いかにもニューヨーカーが作った都会的映画。ここには人生の悲哀とか、才能と人間性が釣り合わない男の悲喜劇とか、男と女の間にある深くて長い河とか、いろいろ複雑な要素が出てくるんだけど、それを悪戯っぽい半ドキュメンタリーし立てにしてさらりと食べさせる手練の技。映像もいいし、音楽が抜群。そしてなにより主役の二人がいい。ショーン・ペンはいつ見ても顔が半分凍った?ような俳優さんだけど、それがこの映画ではおもしろかなしい絶妙な効果をあげている。サマンサ・モートンも自我なんかどこにもなさそうでいて、実はある意味揺るぎなき自意識をもった娘を、チャーミングに演じている。これはイタリア映画の「道」から刺激を受けていると思うけど、「道」の最期が胸がつぶれそうに悲しかったのに比べ、こちらは強烈な感情には訴えない。その距離感がアレンの持ち味なんでしょう。作家のスタイルの違いも味わえたし、なかなかの秀作です。

★★★☆☆ 素敵な音楽が楽しめました。

ネズミを撃ったり、列車を見たり、そんなことを一緒に楽しんでくれるのはハッティだけ。彼女を失ったことを、心から後悔するエメット。彼は初めて「感情」を表に出してギターを壊す。彼のやりきれない想いを感じて、とても切ないラストシーンだった。それまで「感情」を表に出せなかった彼は、その失恋の後、素晴らしい演奏をしたのだそうだ。後悔や悲しみ、絶望などの切なさを、ギターにのせられるようになったんだろうな。音楽は素敵だったけど、実在の人物と思わせるようなウディ・アレンの味付けがしつこくて物語に酔えなかったよ。

作品の詳細

作品名:ギター弾きの恋
原作名:Sweet and Lowdown
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
公開:アメリカ 1999年12月3日、日本 2001年3月17日
上映時間:95分
制作国:アメリカ
興行収入:400万ドル
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