謎のウィルスによって絶滅の危機に瀕した人類が過去に囚人を送り込み原因を探ろうとするSF映画
ストーリー:いつも同じ夢だった・・・空港を駆け抜ける男。膝から崩れ落ちる男。とり乱す女。それを見つめる少年・・・。 21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスによって、人類は絶滅の危機に瀕していた。生き残った人々は地上を追われ、地下での生活を余儀なくされた。2035年、科学者グループは原因を探るために調査を重ね、その謎に“12モンキーズ”が関わっていることをつきとめる。囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)は、特赦を条件に“12モンキーズ”の調査を命じられ、ウイルスが蔓延しはじめた1996年に送りこまれるのだが・・・。ウイルス発生の鍵を握る“12 モンキーズ”とは一体何か?知られざる化学兵器か?秘密の軍隊か?それとも?そして、人類の行く末は・・・。
出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット、クリストファー・プラマー、デヴィッド・モース、ジョン・セダ、H・マイケル・ウォールズ、フランク・ゴーシン
★★★★★ 何度観てもこころ惹かれる名作
閉塞感漂う妙にレトロな未来世界で、人類は滅亡の危機に瀕している。科学者の思惑に翻弄されるブルース・ウィリス。現実と非現実を行ったり来たりする、彼の精神状態は、観ているこちらまで混乱させられる。しかしその混乱こそが作品全体にただよう心地よい酩酊感となっている。イカレたブラット・ピットの演技も、透明感溢れるマデリーン・ストウの美しさも素晴らしい。ピアソラの「組曲プンタ・デル・エステ」がオリジナル編曲としてテーマ曲になっている。このオリジナルテーマ曲を耳にする度、もう一度観たくなる。何度観てもこころ惹かれるギリアムの名作だ。
★★★★★ ブラピのイカレた演技に注目!
画質には拘らないタチなので、DVD(新品)を探しましたがありませんでした。仕方なく(ブルーレイ再生機がないので)ブルーレイドライブを買い、この品を購入しました。パッケージに期待していたのですが、まさかのペラ1枚なんですね。ソフトはほとんど買わないので普通なのかもしれないけど、映画ファン的には寂しい。吹き替え・字幕・監督とプロデューサーの雑談字幕などあり、楽しい。20年ぶりくらいに観ましたが、当時映画館で観たときの映画の余韻が思い出されました。ブルース・ウイリス、マデリーン・ストウ、ブラット・ピット。本当に良い演技をしている。SFアクションなのに物悲しい、不思議な映画です。観てない人にもお勧めの名作です。
★★★★★ ぐるぐる回る
内容が複雑だから万人受けする映画ではないけど、ツボに嵌ってしまうと、これほど魅力的な映画はないと思う。人類滅亡に瀕する危機となる原因を作ったウイルスは誰の仕業なのか?それを暴くために時空をあっちにこっちに行く話し。展開のめまぐるしさと話の突飛さゆえに序盤から中盤にかけてはつまらんが、後半につれて薄くはってあった伏線が繋がっていって最後はドーンという衝撃があっていい。そしてその結果を知ると自動的に「じゃ、これまだ続くじゃん」という風に、End Over End的に話が続く感じがおもしろい。ブルース・ウィリスは勿論いいんだが、精神病患者役のブラッド・ピットが最高でしょ。彼は何役やらせても上手いが、最高にエキセントリックな演技をみたいなら、この映画でしょ。
★★★★☆ はりめぐらされた完璧な伏線、複雑さがクセになる
ずっと気になっていて観たかった作品。数多くの伏線がはられ、しっかり見入ってなければ比較的難易度の高い作品でもある。でもその伏線が観客に何を伝えたいのか分かればわかる程心の底から楽しめる。(個人的意見だが、笑)そしてテリー・ギリアムの奇才ぶりに驚かされる。こんな作品を作り出せるなんて素晴らしいとしか言いようがない。世界観に圧倒され、全体のストーリーとエンドロールの不一致さに良い違和感を覚える。観たことないなら一度は観るべき、そんな作品。観終わって少しでも楽しめた、面白かったと感じられれば理解出来た証。
★★★★☆ 名作。
伏線の張り方とブルース・ウィルス、ブラッド・ピットの演技が秀逸。『セブン』及び『ファイト・クラブ』が気に入った方にオススメとのことですが全くもって納得です。ただ映画のストーリーが非常に精巧かつ緻密な分、一部でわかりにくいところが出てきてしまっているのが残念です。そこを考慮して星4つが適当かと。
★★★☆☆ 難しかった
タイムスリップものだが、結局のところ運命が変えられないのかなあと思いました。
★★★☆☆ 2度目の鑑賞で本当の良さがわかる映画かもしれない
特に難解なストーリーだとは思わないが、ただボーッと画面を眺めてるだけじゃ随所に散りばめられてる伏線に気づかなかったりするかも・・・自分だけか?物語が佳境に入ってからはグングンと惹き込まれていくのだが、個人的には途中で
間延びする部分を感じてしまったし、130分という尺は決して長いとは思わないが、もう少しコンパクトだったらもっと良かったかな、とも思ったりもする。もともとコレを観ようと思ったのも「大ドンデン返しのある映画22作品」の中に
選ばれていたからで、実際には驚愕の結末!って感じにも思えなかったしね。SFサスペンスとしては可もなく不可もなく・・・個人的にはそう感じた映画。
作品の詳細
作品名:12モンキーズ |
原作名:Twelve Monkeys |
監督:テリー・ギリアム |
脚本:デヴィッド・ピープルズ |
公開:アメリカ 1995年12月27日、日本 1996年6月29日 |
上映時間:130分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2900万ドル |
興行収入:1億6800万ドル |
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