1930年代の退廃ムード漂うロマン・ポランスキー監督の名作『チャイナタウン』の続編
ストーリー:これはジャック・ニコルソンが、再び私立探偵ジェイク・ギテスを演じたヒット作『チャイナタウン』の続編である。前作以後、ジェイクの身辺は大きく変わった。戦争が起こり、それも終わったあとの1948年。ロサンゼルスは、明るい希望とあぶく銭でいっぱいだった。だが1つだけ変わっていないものを、ジェイクは知っていた。“10回のうち9回は、金を追えば真実に行き着く”。その言葉どおり、夫の浮気調査というお定まりの仕事が、殺人事件へと発展していく。そしてそれは石油に絡み、同時にジェイクの過去にも絡んでいた。
出演:ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテル、メグ・ティリー、マデリーン・ストウ、イーライ・ウォラック、ルーベン・ブラデス、フレデリック・フォレスト、デヴィッド・キース、リチャード・ファーンズワース
★★★★★ TWO JAKES
チャイナタウンに続編があったなんて知りませんでした。原題のTWO JAKESは最後に意味が分かります。女は賢く無く男は純粋一途、結論はそんな処でしょうか。しかし、脚本としては最初に目一杯ファクターを詰め込み過ぎて、観てる側は付いていくのが大変。おまけにチャイナタウンを見ていないと大筋が理解できないのでは?と思う。またファクターを詰め込んだ割に基本的ストーリーは単純、前編を見ていればあの筋ねと直ぐに気が付いてしまう。矛盾が一杯でアンニュイな雰囲気は前編の流れそのまま。確かに女性陣は魅力的になったけれども秘書役の演技は頂けないし、それをチョイスしたスタッフもどうでしょう。でもハーベイ・カイテルは流石の演技、その他脇役陣も玄人揃いでハリウッドの底力を感じる。それにしてもジャック・ニコルソンはこの映画のどこが気に入って、自分で監督をまで遣ったのでしょうか?聞いてみたいですね。後感は決して悪くないですけど。
★★★★☆ やはり監督はプロに任せるべきだったな、ジャック
1990年の作品、『チャイナタウン』第1作のファンには大推薦します、もちろん第1作にはとても及ばないが20世紀中頃のロスを舞台にした刑事・犯罪映画好きにも十分楽しめる内容です、『ブラック・ダリア』『青いドレスの女』などと同じくらいの出来だおもう。おしいのがジグムンドが撮影しながらもまるでテレビ・ドラマのような平板な印象の人物アップが続く点、さてジャック・ニコルソンがどこまで細かい絵コンテを用意したのかとかなり疑問に思います、物語自体は第1作の後日談かつ完結編として上手くまとまっているだけにつまらない撮影がとても残念、オールスター出演も楽しいのだが撮影期間が短かったのかとも感じます。とにかく第1作のファンは機会があればぜひ鑑賞をお勧めします。
★★★★☆ 愛すべきB級?
『チャイナタウン』の主役ニコルソンが監督・主演。変な話で面白かった。ちょっとじいさんぽくなったニコルソンが無意味にモテる。テンポはいいけど、話がめちゃくちゃ。演出もぎこちなくて、前作では無条件にカッコよかったニコルソンが、カッコいいんだかカッコわるいんだかよくわからない。ニコルソンがひどい目にあったり、ぜんぜん推理がキレてないあたりは、前作を踏襲していて楽しい。マデリン・ストウのキャラも面白く、爆発のシーンも楽しかった。映画的にはどうかと思うけど、好きな人もいるはず。わたしは好き。
作品の詳細
作品名:黄昏のチャイナタウン |
原作名:The Two Jakes |
監督:ジャック・ニコルソン |
脚本:ロバート・タウン |
公開:アメリカ 1990年8月10日、日本 1991年6月28日 |
上映時間:137分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:1000万ドル |
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