これは、数ある恋の話・・・。そして“その後”を描いた、まだ誰も知らないラブストーリー
ストーリー:マーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)とルー(セス・ローゲン)は、結婚して5年目。2人の間に子供はいないが、いつまでも恋人同士のように、仲睦まじく暮らしている。恋愛時代の情熱やときめは薄れつつも、何ひとつ不満もなく穏やかな愛情を育む毎日。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエル(ルーク・カービー)という一人の青年に出会い、彼に強烈に惹かれる何かを感じてしまう。ダニエルとの束の間の時間を楽しむが、彼が偶然にも自分たちの家の近くに住んでいることを知り、マーゴは激しく動揺する…。意図せずダニエルと過ごす時間が増え、夫とは正反対の彼に惹かれていくマーゴ。どうにもならない思いが募ったとき、マーゴが決めた道とは・・・。
出演:ミシェル・ウィリアムズ、セス・ローゲン、ルーク・カービー、サラ・シルバーマン、アーロン・エイブラムス、ジェニファー・ポデムスキー
★★★★★ 独りで揺られるのも、二人で揺れるのも。
サラ・ポーリーが監督なのと、ミシェル・ウィリアムズが好きなので購入しました。最初のシーンが最後に繋がるのですね。ミシェル・ウィリアムズ演じる、淋しげなマーゴの顔が印象的でした。夫のもとを離れて、ダニエルとの生活は欲望の赴くまま、という印象を受けましたが、ラストのほうでは、「どんな生活にも足りないものはある」と言った、義理の姉だったアルコール依存性のジュリーの言葉通り、マーゴにも痛い程わかっているようでした。ラスト、遊園地のアトラクションで独り、流れる音楽に合わせて気持ち良さそうに頭を揺らしている姿が、マーゴの本当の気持ちを表しているようで、気持ちの見せ方が上手だと思いました。マーゴの生き方は真似をしたくないけれど、彼女のように何かに身を委ねるのも悪くはなさそうだと思える映画です。
★★★★★ ミシェル・ウィリアムズの色気
タイリッシュでないミッシェル・ウイリアムズのにじみ出る色気。野暮ったいくらいの等身大の女の本性。共感する女性も多いのでは?ミシェル・ウイリアムズの映画がもっと見たい。
★★★★★ ミシェル・ウィリアムズ ファン必携
輸入版はリージョンコード設定が必要でした。そのため、さらに日本版を購入しました。画面のぼかし処理もなく、作品を損なうことなく鑑賞できました。全てのシーンにミシェル・ウィリアムズの魅力が溢れているように感じました。しかし、現実には平凡な生活を望む私としては、ヒロインの生き方には全く共感したくありません。好きな作品ですが、妻と一緒には観ませんでした。
★★★★☆ 途方もなく繊細なラブストーリー
愛している夫がいるのに、他の男性に強く惹かれてしまう。言葉にすればただそれだけの、でも普遍的で深遠な女性の心の襞をとても繊細に描いたラブストーリー。夫とは対照的な青年に心をかき乱される若妻を演じたミシェル・ウィリアムズの絶妙としか言いようのない「ブスかわ度」は当分、他の女優の追随を許さないと思う。『ブルーバレンタイン』と本作の演技によって、彼女が現在「ちょっと疲れた妻」を演じたら右に出る者がいない役者であることが決定的に証明された。妻のシャワー中に夫が見せるちょっとした触れ合いは映画史に残る「名いたずら」シーンで、笑いながら涙が流れた。自分がヒロインだったらあれだけで己の心変わりを省みるだろうな。劇場で鑑賞してひとつ残念だったのは、映画終盤のとある場面に出てくるモザイクの大きさ。プールのシーンであれだけ露出してるんだから、あれはない。とはいえミシェル・ウィリアムズのなんとも言えないおっぱいは「結婚5年目の女性」を的確に表現していたように思う。彼女のまとうファッションがどれもすごくキュートなので、女性にはそれも見所だと思います。
作品の詳細
作品名:テイク・ディス・ワルツ |
原作名:Take This Waltz |
監督:サラ・ポーリー |
脚本:サラ・ポーリー |
公開:カナダ 2011年9月11日、日本 2012年8月11日 |
上映時間:116分 |
制作国:カナダ |
興行収入:120万ドル |
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