ラブ・ロマンス

ブルーバレンタイン

愛が変化していくどうしようもない現実と だからこそ輝かしい愛が生まれる瞬間。過去と現在が交錯し、愛の終りと誕生が重なり合う未だかつて観たことのない、新たなラブストーリーの傑作。

ストーリー:ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫婦は娘のフランキー(フェイス・ワディッカ)との3人暮らし。長年の勉強のすえ資格を取り、看護師として忙しく働く妻シンディの一方、夫のディーンの仕事は朝からビールを飲みながらのペンキ塗り。ふたりの出会いは、シンディが医学生、ディーンは引越しのアルバイトで生計を立てていた頃。不釣り合いな二人だったが、ディーンのどこか飄々とした生き方と明るさにシンディは惹かれていった。若く夢があり、お互いに相手に夢中で毎日が輝いていた幸せな日々… そんなふたりの過去と現在が交錯しながら、愛の終わりと誕生が重なり合う、切ない慟哭のラストへと向かっていく・・・。

出演:ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ、フェイス・ワディッカ、マイク・ヴォーゲル、マーシャル・ジョンソン、ジェニファー・ジョーンズ、ベン・シェンクマン、マリアン・プランケット

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 心えぐられる映画のひとつ

最初見終えた時は茫然としました。それぐらい心に刺さった映画です。映画は人それぞれいろんな見方ができる娯楽だと思いますが、この恋愛映画は人間として、男女または夫婦として、人生の難しさみたいなものが描かれていてそれが多くの観客の心をうっているのではないでしょうか?間違いなく名作です。まだ観てない方はあまりここでのレビューや感想を見ないで、出来れば何も知らない真っさらな状態で観ることがおススメです。それで見終えたらまた戻って来て下さい。絶賛も酷評も含めていろんな方の感想がこの映画の見方にまた深みを与えていると思えます。

★★★★★ 衝撃

ライアンゴズリングの演技の奥深さが見たくて、レンタルで観ました。なんだか打ちのめされたような衝撃。これを感動と呼ぶのかどうかもわからない。とにかく心を揺さぶられました。愛は変容する。このリアルを見事に表現してくれた作品。過去と現在が対をなして進んで行き、それぞれの絶頂が重なるラスト。幼い娘も含め、それぞれの思いを考えると胸が押しつぶされそうになります。二人のバックグラウンドがしっかり反映されてこそこういう人間になって、この先どうなっていくのかがなんとなく想像できます。ここまで作り込んだキャラクターを演じきった両役者の演技も素晴らしいですが、監督と脚本がすごいのだと思います。幸せな日々が花火として映し出されるエンドロール。ラブロマンスの絶頂など、一瞬の花火のようなものだということなんですね。

★★★★★ 目をそらしたくなるような作品

「きっとこれから何度も見返すだろうけど、もう2度と見たくない。」そんな二重思考を持たざるを得ない作品です。愛が生まれて、愛が終わるまでの話。きっと、結婚から離婚までのあるあるをわざわざ映画にしなくていいという意見もあることでしょうが、結婚したこともない僕のような若者には必要な映画体験です。自分自身の失恋と重ねてこの作品を見ました。きっとこんな風に周りからは見えていたんだろうなと考えさせられました。相手の考えていたこと、周りから見た自分、スクリーンで見るディーン(自己の投影)の姿、そのどれもに感情を揺さぶられました。正直めちゃくちゃ目をそらしたい。でも、そらしちゃいけない気がするし、もう2度と見たくないけどこの先何度も見返すだろう。うまく言えませんが大好きです。

★★★★☆ とにかくもどかしい

すれ違っていく夫婦の話。夫の苦悩も痛いほどわかる。全てを受け入れて妻の過去も過ちも飲み込んで背負ってただ働く家族を愛す夫。だが妻が欲しい愛は違っていてお互いが求める物がすれ違っていく、そしてお互いを傷つけあってもう修復できない深い傷になってしまう。超リアリティ!!これを定期的に見ていれば大事な事を忘れづに気づかせてくれるかも。それほど説得力のある作品。みんな幸せであれ!!!!!!

★★★★☆ 燃え上がった後には…

現実をみせられます。離婚する最中のめちゃくちゃに苦しい時期を思い出してしまいました。これも時間のおかげで「こんなもんよなほんま。」と、静かに頷きながら観てしまいました。お互いに同じ方向に将来が向いているわけじゃ無い。求めているものも違っている事が一緒に過ごしているうちに分かってきます。今こうして欲しい!こう答えてほしい!そんなお互いの我がままがぶつかりあいます。そして一方通行になり、ズレていきます。これを乗り越えて、はじめて絆が生まれるんだと思いました。愛とは一瞬で脆いもの、難しくわがままなもの。

★★★☆☆ 愛は冷めてしまう

婚後、やはり愛は冷めてしまうのだということ。愛だけで結婚してもお互いに努力がないと、夫婦生活はうまくいかないと理解できました。そして、アル中の夫と夫に求めすぎな妻。お互いに価値観が合っていないので、すれ違って行ったのかと。結婚前の私には重すぎる内容でした。

★★★☆☆ ディーンには幸せになってほしい

観ているとキラキラした過去と現在の落差が激しくて少しずつ気分が沈んでいきます。ディーンは出会った頃と何も変わっていないのですよね。変わったのはシンディーだけ。私はディーンが悪いとは思えませんでした。確かに酒飲みで家事をしないのは普通の結婚なら辛いけど、そんなことよりシンディーの過去があまりに酷くて頭が悪くて…初体験13歳、経験人数25人、中に出されて喧嘩別れのシーンも??でした。スキンつけてなかったらそりゃそうでしょ。妊娠して思い詰め中絶(しなかったけど)。そんな馬鹿なシンディーを全て受け止めてくれたディーンに月日が経ったとはいえあの態度。シンディーがもっと思いやりを持てば上手くいったと思うのだけど…ディーンの家族になろうという台詞が格好良かったです。全てを包み込む暖かさがありました。女性を見る目がないディーンもおバカさんなんでしょうね。常に悲壮感漂って可哀想でした。

作品の詳細

作品名:ブルーバレンタイン
原作名:Blue Valentine
監督:デレク・シアンフランス
脚本:デレク・シアンフランス、ジョーイ・カーティス
公開:アメリカ 2010年12月29日、日本 2011年4月23日
上映時間:114分
制作国:アメリカ
製作費:100万ドル
興行収入:1200万ドル
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