愛を奪い、幸せを奪われたエミリアが、自分らしい愛に出会うまでを描く感涙の物語
『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマン。本作では幸せのゴールを見失って立ちすくみ、それでも自分の力で新たな道を歩き始めるエミリアを等身大で演じ、全米マスコミから惜しみない称賛が寄せられた。プライベートでも妊娠・婚約を発表したナタリーが、自らの製作の意欲をかき立てられ、女優としても新たな一面を魅せてくれる。
ストーリー:”心ときめく恋、永遠の愛を誓い合う結婚、子供の笑い声が響く家庭”女性なら誰しも、その全てを手に入れたいと願うのは当然のこと。新人弁護士のエミリアも、ごく普通の幸せを求めただけだった。しかし。彼女の場合、最初のボタンを掛け違った。既婚者の上司に恋をしてしまったのだ。エミリアの妊娠をきっかけに離婚が成立した相手と結婚したものの、世間の見る目は“略奪女”。以来運命が彼女に配るカードはどれも不運ばかり。週の半分をいっしょに過ごす夫の息子は、決して心を開かない。エリート医師の元妻は、エミリアの子育てを厳しく監視し、何かと小言を言ってくる。とどめは、愛する夫との間に生まれた赤ちゃんの突然死だった。追い詰められたエミリアは娘の死にまつわる“秘密”を告白すると、愛する家族との絆はぷっつりと切れてしまう。家を出る決意をするエミリア。しかし、そんな家族を再び結びつけたのは、ある意外な人物だった・・・。
キャスト:ナタリー・ポートマン、リサ・クドロー、スコット・コーエン、チャーリー・ターハン、ローレン・アンブローズ、ケンドラ・カセバウム、デイジー・ターハン、マリア・ディッジア
★★★★★ 裏切られた子供は愛に厳しい大人になるのか・・・
水曜日は悪いエミリアになるのです。子供って純粋に残酷な言葉を吐きます。そんなウィリアムくんとなかなかうまくいかないのです。でも、ウィリアムくんも、かつてのエミリアのように傷ついている。この作品では、こころに残ったセリフがあります。夫さんの別れの言葉とも取れる 「君は愛する者に厳しい」これですね。が~んと衝撃。しかし「愛する者」とは、夫さんはなかなか深い見解です。処罰感情が消せず、悩むエミリアを色々な人や自分自身に重ね、経験を紐解かずにはおれません。良いとか悪いとかの視点で理解しようとするとつまらない物語になります、きっと。誰かの犠牲になるとか、責めたい誰かの存在に罪悪感を感じたり、落とし前をどうつけようか不問にしたまま抱えている人には自分に返すことができる作品ですね。
★★★★★ 救いのあるエンディングでよかった。
美人がフラレる映画って嫌い、とかなんで男は謝れば許されるの?とかハーバード大学に関するくだりとか、なかなかウィットに富んでてストーリー以外の部分でも楽しめるところがたくさんある。主人公の救いとなるきっかけのひとつが前妻の行動であるところなどはさすがアメリカだなあと思わされる。恋の始まりが不倫だったというだけでこの映画全体に拒否反応を示してしまうのはもったいない。
★★★★★ よかった
泣きました。素敵な映画だと思います。いつも怒ってばかりの我が子に、いっぱい愛情注ぎたくなるような、反省させられる部分もありました。とてもいい映画です。
★★★★☆ 人間の性だなって感じの映画です
間の性をまざまざと見せつけられた映画でした。道徳心の強い方には理解し難いストーリーかも・・・。浮気夫、前妻、後妻の人間らしさの描写は日本人には表現し難い感情なような気もしますが、道徳心を振りかざしたヒーローみたいな役がいないのがまたいいです。とても好きな映画です。前妻との間にできた子供のウィルは偏屈極まりないクソガキかと思って見てましたが、インテリ感と子供らしさの絶妙な存在感でストーリーを盛り上げてます。浮気夫も、ある意味男らしいです。やっぱり男はいつまでたっても子供だな~って感じ。エミリオは夫との子供を亡くしたやるせない気持ちをどう表現したらよいかわからず、またウィルにどのように接したらよいのかわからず、途中でうわぁぁぉぁ~って混乱してましたが、その不器用さがまた愛らしいです。兎に角、人間の性を素直に表現した作品です。
★★★★☆ 家族について色々考えました
いま自分も結婚生活と子供にとっての生活と、悩んでいるところだったので、色々家族のかたちについて考えながら見れました。ナタリー・ポートマンが好きなので、彼女の作品は見たくなります。やっぱり美人。
★★★☆☆ それぞれの視点に立ってみるとまた違って見えてくる
不倫略奪、継母、我が子は生まれてすぐ亡くなり、家族の中で1人もがきながらも前に進んでいく映画と良く言えばこんな感じ。前妻からとやかく言われるのは、仕方ないとは言えエミリア視点なので、ちょっと煩わしいし、意地悪く見えてくる。それでも、同じ女同士でエミリアに立ち直るきっかけを作るのは面白い。エミリア視点だと面白い、だけど同じ子持ちからすると1番の被害者子供じゃない?この男の子が1番心の葛藤があり、救いが必要。自分の事でいっぱいいっぱいなエミリアと不倫父、ヒス母で正直子供の立場を考えると苛立ちもあった。
★★★☆☆ 真面目なストーリー
派手さはないけれど女性として母親として理解出来る事は多く、退屈せずにじっくりと見れました。生後間もない子供を亡くした事で自分を攻めて、吹っ切れずに生きていくのはアルアルですが、それを医学的に解明してくれる仲間がいるのは非常に羨ましいです。 誰の死であっても実際には残されたものは、誤解したままだったり、はっきりしないまま抱えて生きていく事も多いからです。人とのつながり、家族とのつながり、それが壊れる時、そういう事がこの映画の主軸であって不倫はその中のごく一部の要素として入っているに過ぎない気がします。
作品の詳細
作品名:水曜日のエミリア |
原作名:The Other Woman |
監督:ドン・ルース |
脚本:ドン・ルース |
公開:アメリカ 2011年2月4日 |
上映時間:102分 |
制作国:アメリカ |
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