“過去と未来”、“記憶と幻想”が入り乱れる
『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ、『ドミノ』のキーラ・ナイトレイ共演による異色タイムスリップサスペンス
4日後、人生が終わる。15年後の未来で男はその真実を知った・・・。
目を開けるとそこは2007年だった。出会った女性は15年前のあの少女。彼女から聞いた驚愕の事実。それは僕自身の死。僕は、今、あの引き出しの中にいる。暗く、狭い、時間の中で、あのジャケットを着て、身動きできず・・・。押し寄せる記憶の断片。信じがたい現実の数々。そこは1992年。<その日>までに、残されたのはあと4日。
出演:エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ダニエル・クレイグ、ケリー・リンチ、スティーヴン・マッキントッシュ
★★★★★ 心に残る名作
ジャケット画はモロにホラーやサスペンススリラーって感じですが、ミステリーでもありサスペンスでもありSFでもあり、そして愛情が溢れる映画。観終わった後「何故こんな名作が日本に知れ渡らなかったのか」と驚きました。これだけ酷い目に遭い理不尽な状況に置かれても、人はここまで優しくなれるのかと心底思いました。私的には何度でも観たいと思える映画です。レンタルでしたが速攻で欲しいものリストに追加しました。どの人物が誰に何をとは書きませんが、「手紙」に涙が溢れました。私がエイドリアン・ブロディさんのファンだからと言うのもあり、もちろん全ての人が私のように思うとは思ってませんが、たくさんの方々に観て欲しい。
★★★★★ エイドリアーン(^O^)
ファンタジーなのに切ない感じがしてめっちゃ好き!賛否両論かもしれないけど自分で見つけた作品の中で1番オススメしたい!*\(^o^)/*
★★★★★ 深い
主人公の怒り、優しさ、悲しみなどが全て伝わってくる。昔あった少女への不思議な恋があの引き出しに行かせる因果がなんともいえない。未来とも言えない先へ行った主人公の態度が冷静なのが逆にいい。
★★★★☆ 似た様な作品はありますが・・・。
『バタフライ・エフェクト』をご覧になった方なら、「似てる」と思われたはず。少なくとも私はそう思いました。そして、こちらの作品もなかなかだと。残念ながら、『バタフライ・エフェクト』が先に世に出ましたし、良すぎました。どうしても比較してしまいますが、こちらの方は豪華キャストですし、その演技を見る価値はあります。多少複雑な話なので、ごちゃごちゃしがちで、映画初心者の方には厳しいかもしれませんね。キーラ・ナイトレイファンだから見るといった安易な考えの方はやめた方がよいでしょう。 過去、未来を行き来することは、不可能ですが、こういう作品をみるとなぜか「もしかしたら」と考えてしまいます。そう考えた私は、十分この作品にはまってしまった証拠でしょう。エンディングがとても良かったと思います。
★★★☆☆ もっと巧く撮れたんじゃないかな…?
昔、駆け出しの頃のアシュトン・カッチャーが主演した『バタフライ・エフェクト』と言う、とても良い作品があったのですが、ラストシーンの展開まで含めて、その作品の影響を、とても色濃くは感じます。けれど、人物描写が淡白過ぎて舌足らずなので、登場人物に感情移入するのが、とても難しい。主演の2人やアイデアも良いのに、その良さが巧く生かしきれていない気がします。ただ、この作品を創った監督・スタッフ達は、とても心の温かい人達なのだろうな…というのは、この作品のメッセージから感じる事だけは出来ました。危ないオジさん役の俳優が、ダニエル・クレイグに良く似ているなあ…と思っていたら、エンドロールを見てビックリ!…本人でした。ジェームズボンド役で、ブレイクする直前の出演の様です。
★★☆☆ 不完全燃焼。多くの人がエイドリアン・ブロディに期待していたと思う。
冒頭のイラク戦争や警官の殺害シーンは主軸部分にはあまり影響がありません。無意味な設定や意味ありげな伏線が多くて、それが単純なストーリーをより難しくさせています。過去と未来で並べられた人物や小道具は、たくさんの「なぜか?」で始まり、それはそのまま「なぜか?」で終わります。「ミステリー」というものには神秘性や探究心が含まれたりしますが、「なぜか?」にはそれがありません。終わってから、あれは一体どういうことだったのかな?という点がたくさん残りました。DVDのジャケットのイメージと話しの内容が全く違うような気がします。観る前に、ファンタジーをやるのか、オカルトをやるのか、それがはっきりしていないと、観終わってから裏切られたと感じる人が多いかと思います。評判があまりよくないのはそれが原因だと思います。Iggy Popの写真や David Bowieのポスターが目に付きました。エンディングテーマはBrian Enoだし、監督の趣味なんでしょうか?それにしても、クリス・クリストファーソンは歳を取ったなぁ……おじいさんの役だから、気付かない人もいるかもしれません。
作品の詳細
作品名:ジャケット |
原作名:The Jacket |
監督:ジョン・メイバリー |
脚本:マッシー・タジェディン |
公開:アメリカ 2005年3月4日、日本 2006年5月20日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2900万ドル |
興行収入:2100万ドル |
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