『(500)日のサマー』で長編デビューする以前に脚本と出会い映画化を熱望するも叶わず、およそ10年の時を経て映画化
ストーリー:大学卒業を機に親元を離れたトーマス(カラム・ターナー)。ある日現れた、人生のアドバイスを授けてくれるおかしな隣人、「あなたの全てを知っている」という謎めいた父の愛人との出会いが、彼を予想もしていなかった自身と家族の物語に直面させることになる・・・。退屈な日々に舞い降りた二つの出会いが彼を少しだけ大人へと成長させていく物語は、私たちに“子どもでも大人でもなかった”あの頃の気持ちと人生の素晴らしさを思い出させてくれる。
出演:カラム・ターナー、ケイト・ベッキンセイル 、ピアース・ブロスナン 、シンシア・ニクソン、ジェフ・ブリッジス、キアシー・クレモンズ、デビ・メイザー、ビル・キャンプ 、テイト・ドノヴァン
★★★★★ 言葉にできないですね。
あまり理論理屈でこの映画を評価したり分析しない方がいいと思います。どこまで監督の伝えたかった感覚やニュアンスを感じられるかに尽きると思います。それらの魅力をあまり言葉にする意味はないような映画です。もっともっと良質な映画をつくってほしい監督のひとりです。そんな作品でした。
★★★★★ こんな大人になりたい
タイトルジャケットを見てよくある不倫の軽い映画かとおもいました。あまり期待しないで見始めましたが、最後はとても心が満たされる映画でした。特にジェフ・ブリッジの台詞が心にのこりました。映像カットも幾つも印象深く久々にセンスの良い映画を見れて嬉しいです。3人の親のような大人が回りにいてくれたら幸せだなと思います。2度目を見たらもっと細部まで見れて1回目以上に好きになりました。
★★★★★ 近年のイチオシ
公開当時、家族に誘われ映画館へ。邦題がなんかイマイチだったので期待していませんでしたが、マンハッタンの街、音楽、そして何より主人公の僕が持つキャラクターにぐいぐいと引き込まれました。ありえない程複雑な人間関係に、本当なら嫌悪感を覚えるはず、なのに・・・見終わった後のこの爽快感はなんなのか・・・それは、彼らそれぞれが、率直で必死に愛に向き合っているから。はじめ、主人公の僕は冴えない男子にしか見えませんが、訳アリの女性にのめりこむに従ってどんどんその魅力を開花させます。それは色気を感じさせるほど・・・彼の知性、父親との関係に悩みながらも母に愛されて育ったであろう育ちの良さを感じさせるキャラクターが実に魅力的。そして脇を固める大人たちがググッと作品を引き締めてます。彼の成長に、すがすがしい気持ちとなることでしょう。是非ご覧になって欲しい作品です。
作品の詳細
作品名:さよなら、僕のマンハッタン |
原作名:The Only Living Boy in New York |
監督:マーク・ウェブ |
脚本:アラン・ローブ |
公開:アメリカ 2017年8月11日、日本 2018年4月14日 |
上映時間:88分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:200万ドル |
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