ケヴィン・コスナー×ジョアン・アレンで贈る、愛の温度を感じる本物のラブストーリー
ストーリー:夫に逃げられ、酒浸りの日々を過ごすテリー(ジョアン・アレン)。ある日、そんな彼女のもとに夫の友人で元メジャーリーガーのデニー(ケビン・コスナー)が訪ねてくる。彼もまた生きる道を失い、憂鬱な日々を送っていた。ずっと想い続けていたテリーを励ますため、デニーはそれから毎日彼女の家を訪れ、次第に彼女もあたたかい心を取り戻していく・・・。
出演:ジョアン・アレン、アリシア・ウィット、エリカ・クリステンセン、エヴァン・レイチェル・ウッド、ケビン・コスナー、ケリー・ラッセル、マイク・バインダー
★★★★☆ 軽くて重い
さらっと楽しむ大人のラブストーリーかと思ったら、なんだかビックリな最後。書くと台無しなので書きませんが。結果的に悪いビックリではない。切ないぞ。
★★★★☆ 観ました
家族の再生の物語、と銘打つのは少し違う気もしますが、絆を取り戻す物語ではなく新たに結んでいく、その可能性を示す結末だと感じました。ママ、こと主人公のテリーの心情が本当に切実でリアルなものに思え、見ていて何度も胸が苦しくなりました。夫を失ったことによる“女性”性の自信の喪失、そこから崩れていく彼女の姿は同性として痛いほどに感情移入してしまいましたし、一見狂っているとしか思えないような言動も嫌悪よりむしろ、“ああ、わかるなあ”と思えるようなものでした。そしてその母親を嫌悪する姉妹達の気持ちもよく理解できます。夫が出て行ったという現実を受け止めきれずに酒に溺れ、娘やテリーに対し、自分に共感(あるいは同情)しないとなると異常とも思えるくらい攻撃的になる彼女。自分の思いを直接口にしようとしないで、相手が思いを汲むのが当たり前に思っているような台詞もありました。それは持ち前のプライドから来るもの、現実を認めたくないという逃避もあると思います。娘達が嫌悪するのは多分そういった部分なんでしょう。だからこそ、劇中デニーが面と向かって言った、「思っていることはそのまま言いなよ」という台詞がすごく際立って見えました。テリーと彼女に好意を寄せるデニー、ふたりのキャラクターが非常に良く作られてます。観たのは字幕でしたが彼女の感情がよく伝わってくる台詞ばかりで、そしてそこがまた巧いんですよね。大きなドラマではありませんが、細やかな感情の動きを描くような物語がお好きな方なら楽しめるお話だと思います。ただ、未消化の部分もあるので(娘達の事柄等)ちょっと減点はしましたが大局的にはこれで良かったのかな、という感じです。
★★★☆☆ 愛あらばこそ
ストーリーは癇癪持ちで一癖あるママを中心にその四娘と各々の彼を描いたファミリームービーです。主演のジョアン・アレンの嫌われママ役の存在感は流石で、彼役のケビン・コスナーは影を潜めているくらいです。また本作では後にヒロイン役を張るようなキレイどこの四姉妹がキャスティングされていてこれも見所だと思いますね!演出で若干奇をてらった感のある映像がありましたが、必要性がいまいち解せなかったです。あとラストの怒りの解釈も釈然としませんし、心暖まる作品と過度な期待をすると肩透かしを喰うかも知れません。
作品の詳細
作品名:ママが泣いた日 |
原作名:The Upside of Anger |
監督:マイク・バインダー |
脚本:マイク・バインダー |
公開:アメリカ 2005年3月11日、日本 2006年6月3日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ、イギリス、ドイツ |
製作費:1200万ドル |
興行収入:2800万ドル |
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